Mクラスミニバンは、水平基調のダッシュボードを採用し視認性が抜群! 操作しやすいシフトレバーやボタン配置も必見!

【最新ミニバン インパネまわり比較編】操作性、視認性に優れた運転席まわり、Mクラスミニバンは使い勝手が抜群にいい! #Mクラスミニバン徹底検証 Vol.6

かつての5ナンバーサイズ縛りはなくなったものの、1750mm以内に収まる全幅による取り回しの良さ、そしてサードシートまで大人が無理なく座れる広さを兼ね備えているのがMクラスの箱型ミニバン。3陣営による最新作が出揃った今、改めてその魅力を徹底検証した。

スイッチ式電制シフトで先進的な操作系に進化【日産・セレナ】

水平基調のダッシュボード、フードレスのメーターパネル、低く抑えたウエストラインなどによって良好な視界が広がる。最大の見どころは、メーターとナビ、センタークラスターに集中配置された操作部。メーターパネルは、「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」と呼び、ルキシオンは12.3インチ、それ以外は7インチが標準になる。また、操作パネルにピアノブラック調加飾が施されたことで、高い質感を実現した。さらに、日産初のスイッチ式電制シフトが配されるなど、操作性も視認性も良好そのものだ。

装備ではメーターと連続性のある12.3インチの「NissanConnectナビゲーションシステム」がルキシオンに標準で、X系以外はセットオプション。リヤクーラーになるXをのぞき、前後にオートエアコンを標準化し、USB電源ソケットも用意。電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールドも全車標準で、ヘッドアップディスプレイはルキシオンに標準化する。

水平基調で良好な視界と乗り物酔いを防ぐ【ホンダ・ステップワゴン】

水平基調のベルトラインが、そのままフロントスクリーン下端までつながっている感覚で、駐車時などの取り回しと視界の良さを実現している。操作系は、セレナと比べると少しハードスイッチが多い印象で、少しごちゃごちゃしている感もあるが、運転時の一瞬の視認性、操作性はまずまず。ハイブリッド車はエレクトリックギアセレクターで、純ガソリン車は従来式のセレクターレバーになる。10.2インチデジタルメーターは、右に速度計、ハイブリッドは左にパワーチャージ、純ガソリン車は回転計を配置。さらに左にオーディオ系、右に運転支援機能の作動状況を表示。ナビは全車オプションで、「プレミアムライン」はナビを装着すれば、俯瞰映像も含め自車周囲を映し出す「マルチビューカメラシステム」も付く。フロントのオートエアコンは全車標準で、ハイブリッドには「PTCヒーター」も用意。オートブレーキホールド付電子制御パーキングブレーキも全車に標準装備する。

ブラックを基調に金属調加飾で変化を付与【トヨタ・ヴォクシー】

ダッシュボード上辺を抑え、ピラー内側をブラックアウト化することで、見え方も含めて開放感あふれる空間に仕立てた。ヴォクシーは、ブラック内装のみで精悍さも漂わせている。両サイドのエアコン吹き出し口まわりやセンタークラスター、ステアリングなどにシルバー塗装などを施している。上質感のあるソフトパッドも配するなど、トヨタらしい質感の高さを享受できる。特徴的なのは、シフトレバー左側のリッド付トレーで、スマホなどをスマートに収納できる反面、リッドの脱着が煩わしく感じられることもある。

コネクティッドナビ対応「10.5インチディスプレイオーディオPlus(車載ナビ付)」はオプションで、コネクティッドナビ対応8インチを標準化する。コネクティッドサービスの利用には、「T-Connect」の契約が必要。また、全車オートエアコンが標準で、S-Zは前後ともにオートエアコン。S-Gはリヤがクーラーになり、リヤエアコンはオプションになる。

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【最新ミニバン 走り比較編】クラス唯一のハンズオフドライブが可能な新型C28セレナ、実用性ではライバル達を一歩リード!? #Mクラスミニバン徹底検証 Vol.4

かつての5ナンバーサイズ縛りはなくなったものの、1750mm以内に収まる全幅による取り回しの…

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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