デリカD:5のキャラクターを活かす最適なカスタムとは? デリカのスペシャリストに直撃してみた【三菱・デリカD:5最新カスタム事情 #005】

3センチアップなのにもっと上がって見える! デリカD:5のノウハウ教えます!

デリカD:5カスタムの傾向と対策 スタイリング編。数ある国産ミニバンの中で唯一無二といえる、オフロードテイストを備えたクルマとして不動の人気を誇るデリカD:5。
そのキャラクターの持ち味を存分に引き出す、技アリのカスタム術を、デリカのスペシャリストでもあるオートフラッグスに聞いてみた。

「カスタムと聞くと、ついアレもコレもと手数を追ってしまいがちですが、私がお勧めしたいのは押さえるべきポイントをきっちり絞ったシンプルなスタイル。言葉で例えると、キャンプから冠婚葬祭まで使えるクルマですね」と杉村さん。

ご存知の通り、ここ最近のドレスアップシーンはデリカ以外のミニバンやハイエースなどもアゲ系仕様が勢力を広めつつある。だったら、その分野の草分けであるデリカはさらに一歩攻めたアゲ仕様に、と力が入ってしまう気持ちも分からなくも無いが、何事もやり過ぎは禁物。100%自分専用のアソビ車であればともかく、ユーザーの多くは奥サマと兼用で買い物に使ったり、子供たちの学校への送り迎えといったデイリーユースがそれなりのウエイトを占めているハズ。この点を踏まえつつ、まずモディファイの第一段階としてお届けしたいのが、毎日気軽に乗れて、なおかつ街角で一目置かれるスタイリングの作り方。穴あけやカットといった車体側への加工を行うことなく、見事に表現されたワイルド&スポーティな完成度のヒミツを、じっくり探っていこう。

まずはノーマル車の特徴をじっくり見極めるべし

4年前のビッグマイナーチェンジ当初、巻き起こった賛否の声はどこへやら。今や「カッコイイ!」という賛同派が圧倒的となったダイナミックシールドフェイス。その重厚かつ華やかな表情の特徴をより際立たせるべく、細部にブラックのアクセントをプラス。手軽なラッピングフィルムを効果的に使いこなしたセンスも大いに参考にしたいところ。

サイドシル周辺部はスッキリが大前提

デモカーの足回りにはオートフラッグスのパーフェクト30mmアップキットを装着。と、書いても「え?2〜3インチくらいアップしているように見えるけど」と思わせてしまうのはやはり、全体のバランスの成せる技。中でも重要なのはサイドシル周辺の処理。ここに分厚いガード類などを固定装着すると腹下と地面との間隔が狭くなり、せっかくアゲ仕様の足回りを組んでも、その数値分の効果が得られ難いのだ。

どっしり落ち着いた雰囲気を目指す

せっかくリフトアップさせたのにリアがポジキャン(ハの字の逆。上部が外側に開いている状態)になっていて、見た目的に腰高で不安定、というカタチはNG。足回りについては次ページで詳しくお話するが、純正のアライメント特性に極端な影響を与えるような車高、およびタイヤ/ホイールのセッティングは絶対に厳禁だ。

取材協力SHOP【オートフラッグス】

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電話:093-482-3751 営:10:00〜17:00
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デリカD:5最新カスタム事情 まとめはこちら

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積む、運ぶ、移動する、今時のアウトドアではクルマは不可欠。車種選びはもちろんだが、車高をリフトアップしたり、ルーフラックを付けたり、それぞれの用途に合わせてカスタマイズする。オーナーそれぞれに、好きなスタイルはさまざま。ライフシーンに合わせて、選び、統一感を出し、長年にわたり愛用してゆく。それはまさにアウトドア・ギアそのものだ。カッコ良さと機能性、どちらも譲らずに仕上げられた「相棒」を集めてみました。

女子オーナーとワイルドなクルマのギャップってあり!? 外遊びを満喫する多趣味なデリカ女子! 前編

高いユーティリティ性と機動力を兼ね備えるオールラウンドミニバンの『デリカD:5』。 ダイナミックデザインのNEWフェイスに変身してからもその人気の高さは健在で、 特にカスタムシーンでの注目度は高く、各メーカーから新作も続々リリースしている。 デリカミニの発表もあり、これからさらに加速するデリカD:5の魅力をタップリお届けします。

[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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