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サスペンション本来の性能を損なわないフットワークチューン
過去にはハード路線のアゲ系スタイルを手掛けた経験も持つオートフラッグス代表、杉村さんだが、普段使いにおけるトータルバランスという点を掘り下げて行った結果、30㎜アップが最適、という結論に達した経緯は前回にも記した通り。
このスタイルを構築する方法として、オートフラッグスでは2種類の選択肢を用意。一つはスプリング交換による「パーフェクトリフト30+」という方法、そしてもう一つは業界屈指の名門、4×4エンジニアリングとコラボ仕様の高性能ダンパーを組み合わせた「フレッグスfeat4×4エンジニアリングキット」。どちらを選ぶかは使用環境やおサイフ事情次第というトコロだが、双方のアイテムに共通して使用されている、小ツブながらも重要な役割を果たすパーツがリアメンバー用ダウンブロック。
「スプリングのポン付けだけでは、例えそれが1インチ(2.54㎝)程度のアゲ幅であってもリアがポジティブキャンバー状態となって、見た目だけでなく直進安定性にも影響が出てしまいます。その対策としてコントロールアームだけを調整式に換えても、マルチリンクサスペンション本来の性能をスポイルする恐れがあります。弊社ではメンバーだけでなくトレーリングアームやリアダンパーマウントのダウン用パーツも開発して、よりナチュラルな操安性を目指しました」(前出、杉村さん)。
チョイ上げ仕様といえども、走りの不安定さやタイヤの偏摩耗といったリスクへの対策は不可欠。これらのアドバイスを参考に、入念なセットアップを心掛けよう。
使える&遊べる実用系アイテム
デリカカスタムの傾向と対策、最後の項目は、あったら便利な「使える&遊べる実用系アイテム」をご紹介。どれも見慣れたモノだけど、ちょっと掘り下げてみただけでも色んな発見が!
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