目次
積みたい荷物は全部積むのがファミキャン達人のモットー
キャンプ人口増加中の昨今だが、毎週のように出掛ける人はそういないだろう。多くても月1〜2回か。
「1年は52〜53週ありますが、直近1年では49週キャンプに行ってました。ほぼ毎週ですね(笑)」。
キャンプ歴は10年以上だが、以前はせいぜい月1ペース。しかし長女さんが生まれ、ステップワゴンからデリカに乗り換え、同車種オーナーと「デリキャン」することも増え、気付けばこのペースのヘビーキャンパーになっていたという。
「デリカオーナーは比較的年齢層が高くて、僕ら夫婦は40代ですけど、同世代のキャンパーもけっこう多いんです。だから自然と仲良くなるし、ファミリー同士でキャンプも楽しめる。旦那同士で晩酌したり、奥さん同士で話が盛り上がったり、子どもたちは一緒に遊んだり。そういうのがすごく楽しいんです」。
キャンプ頻度が高くなればギアにもこだわりたくなる。便利なものだけでなく、味のあるレトロなものにも惹かれるようになり、いわゆる「沼」にハマってしまった状態。
「特にオイルランタンはいくつ集めても足りないくらい。年代物はそれぞれ個性があって、炎の揺らぎを見ているだけで飽きません。炎といえば薪ストーブもいいですね。今使っているのは3面ガラス張りで、視覚的にも暖かくなれます」。
ベースとなるテントも、ゆったり過ごせるリビング用と就寝用、さらにペットのワンコ用と複数設置もいとわない派。おのずと積載量も増えてしまうが、そこは収納力でも頼りになるデリカである。
「とはいえ小さな引っ越し並みの量なので、上手くテトリスしないと入らない(笑)。毎週頑張ってます」。
四駆らしく無骨で逞しいスタイリングを目指して
このデリカD:5アクティブギアに乗り始めて6年ほど。オフロードを走れて荷物もガンガン積める、というのが決め手で選んだクルマだ。前愛車のステップワゴンとは走破性能はさておき、積める荷物の量はそこまで変わらない気もするが、
「ステップはフルで積むとケツ下がりになってしまい、沈み込んだ時にタイヤが当たってゴム臭くなったりとか。だからリフトアップしたくて、そのスタイルに似合うデリカを選んだというのもあります」。
フルノーマルで購入し、少しずつイジり続けて今の仕様へ。よく「コンプリートカーですか?」と聞かれたりもするが、時間をかけて作り上げた1台である。愛着もひとしお。
「自分的にはやりすぎないくらいに抑えたつもり。ブラックベースでまとめつつ、アクセントカラーのオレンジも生かしてアピール度アップ。テントの横に置いた時、キャンプギアの一部として映えるよう、統一感にもこだわってみました」。
バンパーガードにルーフラック、ラダーといったオフ系の定番アイテムはもちろん、各ライト類にもガードを装着してタフネス感を演出。車高はリフトアップブロックと車高調で5インチ上げ。オバフェンが付いていることもあり、ボディは純正よりも2まわりほど大きく見える。
「リアルにダートを走っているような無骨なイメージ。『丸』ではなく『角』を意識して、ジープなど昔の四駆っぽい雰囲気も出しました」。
室内には自作のベッドキットを設置。テント泊が中心ながら、車中泊ができるようにも備えてある。さらに寒さ対策で後席にもシートヒーターを入れ、フロアにはマットガードを敷いて汚れ防止。内外装ともに隙なしのアウトドアスタイルである。
「キャンプは季節問わずですし、ついでに自分はサップやスノボ、妻は登山に行ったりもする。とにかく外遊びが多いので、デリカのポテンシャルをフル活用しています」。
ちなみにオーナーの仕事はIT関係。普段は朝から晩までPCと向かい合う生活だからこそ、週末キャンプの開放感が待ち遠しいのだ。
SPECIFICATIONS●MODELS:ミツビシ・デリカD:5(平成29年式)●WHEEL:MLJ XJ04(16×8.0J)●TIRE:ヨコハマ・アイスガードSUV G075(245/70-16)●SUSPENSION:カディス車高調ステージ2、ハートランド製4インチリフトアップキット、●EXTERIOR:GOQBUTOバンパーガード、KADDISテールレンズガード&フォグガード、TGSオーバーフェンダー、LEDバーライト、ワンオフヘッドライト●INTERIOR:自作ベットキット●TUNING:柿本改マフラー、TDIチューニングパワーチャンバー●CAMP:KADDISルーフラック&リアラダー&トレイルヒッチ
お気に入りのキャンプギア拝見
▷キャンプ好きな家族のストーリー まとめはこちら
OUTDOOR VEHICLE Vol.3 より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]