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オイラが住んでいる東京某所のアパートはラッキーなことに1台分の駐車場があってそこを使っている。が、冒頭でも説明している通り、なにしろ縦列で駐車する作り。前には共同のゴミ箱、後ろは駐輪場、長さ約6.5メートル強のスペースに5メートル弱の車を止めるのは、かなり神経を使う。特にゴミ箱が設置されている前側は、植え込みがあって、それをうまく回避して止めるわけだが、ここでマージンを取りすぎると、後ろの駐輪場との間のポールに当たってしまう。一応後輪の輪止めはあるけれど、タイヤが隙間をすり抜けてしまうことも。見た目以上に駐車するのには神経を使うのだ。
特に、昼間ならまだしも夜間は、それも雨が降っている夜間はドアミラーはほとんど暗くて見分けがつきにくいし、左前はそれこそ勘に頼るしかない。ましてやバックモニターがなかったらそれこそ盲目に等しい状態なのだ。
そこで、データシステムのサイドカメラキットでデリカ用が発売になるという噂を聞きつけて、試してみることにしたというわけ。同社のサイドカメラキットは車種別で、編集部のハリアーにも装着されていたので経験済み。印象的には助手席側のダッシュボードの上にモニターをセットして確認するようになっているため、ドアミラーと混同してしまわないかちょっと不安だった記憶がある。特にデリカの場合は助手席側Aピラーの付け根に左下の死角を写す補助ミラーが付いているので、そうなると、助手席側だけで3種類のミラー&カメラがあることになる。もう若くはないオイラにとって、選択肢が多いのは、瞬時に判断するときにパニクらないかが心配だった。
同時に装着したのは、ハイマウントリアカメラキット。こちらはミッションをリバースに入れてナビ画面でモニターする仕様。ただしバックカメラはもともとリアドアのテールガーニッシュ中央に取り付けられていたので、真後ろに関しては、これまでもナビ画面で確認ができていた。というかミニバンに乗っていたらこのリアカメラは必須かと。
で、実際に使ってみてどうだったかというと、これ今後もずっと使い続けたいというのが本音。車の左側を確認する術が3つもあるので、瞬時の判断で何処見るか迷いそうとの心配も、ドアミラーの位置と左サイド確認モニターの位置はそれなりに離れているので気にならないし、補助ミラーは、取り外しても問題ないくらい現状ほとんど見なくなった。
なにより一番助かっているのは再三言うけれど、夜間の縦列駐車。何度も駐車しているところだから、それこそ目標物を定めてそれを基準にすれば良いのだが、夜間はそれが見えにくくなる。そこで気になる左前方が見えることで、それもかなり明るい映像で見えるので、ずいぶん夜間の、それも雨天時の駐車が楽に行えるようになった。
また街中で縦列駐車する機会があったけれど、前方&後方に車が駐車している状態の時はこれまではどうしても躊躇していたのだけれど、リアカメラに加えてサイドカメラがあることで、ハンドルの切り返しのタイミングとかが目視で分かるので、とてもスムーズに駐車することができた。
ところでデータシステムのリアカメラはその名称どおりハイマウント、つまり高い位置=リアワイパーのウォッシャーノズルの穴を利用してに取り付けられる。純正と同じような映像だが、カメラ取り付け位置の高さが違うので、距離感が微妙に違うのに最初ちょっとだけ戸惑った。が、明るさも問題なく使い勝手は良好。左サイドカメラとバックカメラ、これはぜひセットで使用したいと思った。
で欲を言うと、前方視界をモニターするカメラも欲しいかと。
【デリカD:5用サイドカメラキット】
●適合車種:三菱デリカD:5(型式:CV1W・2W・4W・5W)●価格:2万744円●発売:2023年8月上旬予定
【デリカD:5用 ハイマウントリアカメラキット】
●適合車種:三菱デリカD:5(型式:CV1W・2W・4W・5W)●価格:2万7280円●発売:2023年6月下旬予定
STYLE WAGON(スタイルワゴン)2023年7月号 より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]