マグナ:ドライバー・乗員モニタリング一体化システムを業界初・量産受注

マグナは、ユーロNCAPおよび一般安全規則(GSR)の義務に先んじて、2024年以降、カメラ、エレクトロニクス、バックミラー技術を組み合わせた業界初のシステムソリューションを世界市場に投入予定、ドイツ系自動車メーカーから量産プログラムを受注した。

先進運転支援システム(ADAS)の急速な世界的成長に伴い、ドライバーモニタリングは急速に重要な機能および安全機能になりつつある。

このシステムは、マグナの高解像度カメラ、赤外線エミッター、およびECUをバックミラーに完全統合することにより、パッケージングの複雑さを軽減する。ミラーガラスの後ろに隠されたカメラがあり、現在市場に出回っている既存のソリューションと比較すると、パッケージングとスタイリングの両面で改善されている。 高度なソフトウェアがドライバーの頭、目、体の動きを監視し、注意散漫な行動、眠気、倦怠感の兆候を検出する。

さらに、このシステムは、ドライバーだけでなく、車内の他の乗員の活動や存在を監視できる車内モニタリング機能を備えている。フロントガラスの上部中央で遮るもののない位置から、運転手、助手席の乗員、2列目と3列目シートの乗員を最適に監視することができる。

マグナ エレクトロニクス、メカトロニクス、マグナ ミラー&ライティング担当プレジデントであるJohn O’Hara氏は「脇見運転は依然として世界で起きている自動車事故の主な原因の1つであり、その結果、多くの市場でドライバーモニタリングが標準的な安全技術になっています」とし、また「将来のEuro NCAPとGSR要件の両方を満たし、スペース、スタイリング、コストを最適化する革新的なシステムソリューションを開発できたのは、カメラとミラー技術で実績のある市場地位と専門知識を持つマグナにとって、当然のこととも言えます」とコメントしている。

「マグナのドライバーモニタリングシステムは、他のADAS技術との統合に可能性を開き、ライドシェアリングサービスで使用可能な認証技術など新しいモビリティ概念にも役立つでしょう。このように、マグナはフルシステムに関する専門知識で、機能統合の可能性を開拓するために理想的な位置付けをしており、道路を共有するすべての人の安全性、快適性、利便性のさらなる向上に引き続き役立っていきます」

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