コマツ:チリの銅鉱山へ無人ダンプトラック運行システム(AHS)を導入

Los Bronces銅鉱山で稼働する無人の超大型ダンプトラック
コマツは、英資源大手Anglo American社が保有する、チリのLos Bronces銅鉱山向けに、コマツとしてAnglo American社へは初めてとなる無人ダンプトラック運行システム(Autonomous Haulage System以下AHS)の導入を開始した。2024年までに超大型ダンプトラック930E 計62台のAHS稼働が予定されている。

従来より、Los Bronces銅鉱山では多くの有人稼働のダンプトラックが稼働しており、その大多数がコマツ製である。今般の導入は、既に稼働している有人稼働ダンプトラックの無人稼働を可能とするレトロフィットキットの装着とともに、新たに無人稼働ダンプトラックの導入もすすめ、計62台の超大型ダンプトラック930Eを順次AHSで運行する計画となっている。コマツとして、Anglo American社へのAHSの導入は初めてとなる。

AHSは、コマツが2008年に業界で初めて商用導入して以来、世界4カ国 19鉱山で稼働しており、累計稼働台数は2022年5月時点で525台超を達成している。稼働環境の異なる鉱山現場で稼働実績を蓄積したAHSは、世界各国の資源大手よりその安全性・生産性に対して高い評価を得ている。

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