新型「RX」は、次世代LEXUSの目指すスタイルを実現するために、スタイリングを全面で刷新。「対話できるクルマ、走って楽しいクルマ」をコンセプトに掲げ、走る楽しさを追求したパフォーマンスモデル「RX500h F SPORT Performance」も導入されている。ここでは、電動化技術を活用した四輪駆動力システム「DIRECT4」が採用されており、新開発のハイブリットシステムと組み合わせることにより、レスポンスの良い伸びやかな加速が実現されている。
この駆動システムには、アイシン製の「1モーターハイブリッド・トランスミッション」※および「eAxle」※が採用されており、鋭い加速性能と燃費向上に貢献している。さらに、高い取り回し性と高速での安心感を実現する「大舵角ARS(アクティブ・リア・ステアリング)」や、走行時の車両姿勢をコントロールするブレーキ車両姿勢制御に貢献するコントロール群には、アドヴィックス製の「回生協調ブレーキシステム」が採用されている。
※「1モーターハイブリッドトランスミッション」、「eAxle」は、BluE Nexus、アイシン、デンソー3社の共同開発です
また、新たに開発された「アッパー&ロア一体タイプ グリルシャッター」は、従来のロアタイプ、アッパータイプが一体となったアイシン初の製品。グリルシャッターは、ラジエーター前に装着するシャッターで、フィンを開閉することでグリル内への風の流れをコントロールし、空気抵抗削減に貢献する。今回、一体タイプとされたことにより、フィン部の面積が拡大され、より効率的な空力性能、燃費効果が実現されている。
さらに、キャリパには、アドヴィックスの新製品である「高性能キャリパ(アルミ対向型6ポットキャリパ)」が採用。制動力やコントロール性が高く、リニアでダイレクト感のあるブレーキフィーリングの実現に貢献している。製品は、搭載スペースの狭い前輪駆動車(FF車)への搭載を可能にするとともに、意匠性を高めてローターやホイールと調和するデザインとした点が特長。さらに、新たな塗料の開発によって生産時のCO2排出量を削減し、カーボンニュートラルにも貢献している。