コマツの電動式フォークリフト「FE25/30-2」が令和4年度 優秀省エネ脱炭素機器・システム表彰の経済産業大臣賞を受賞

令和4年度 優秀省エネ脱炭素機器・システム表彰 経済産業大臣賞を受賞した電動式フォークリフト「FE25/30-2」
コマツは同社が製造する電動式フォークリフト「FE25/30-2」(以下、FE25/30-2)が日本機械工業連合会が運営する「令和4年度(第42 回)優秀省エネ脱炭素機器・システム表彰」において、最も優れた機器・システムに選定された製品に贈られる経済産業大臣賞を受賞したことを発表した。

コマツは持続可能な社会の実現を目指し、2050年までにCO₂排出を実質ゼロとするカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを推進している。フォークリフトの電動化については、従来、電動式フォークリフトの採用が困難だった顧客の脱炭素化に貢献するために、電動式フォークリフト「FEシリーズ」の1型である「FE25-1」の市場導入を2014年より開始した。同シリーズは電動式ならではの環境性能や経済性に加え、屋外使用を前提とした耐水性・防塵性、および急速補充電システムによる長時間稼働が特長となっている。

今回、経済産業大臣賞を受賞した「FE25/30-2」は1型のフルモデルチェンジ機として2021年3月に発売された。今年度からはリチウムイオンバッテリーを搭載した「FE25G/30G-2」の発売が開始されるなど、コマツは電動式フォークリフトの稼働現場の拡大に取り組んでいる。

今回の受賞は、「FE25/30-2」が走行モーターの高出力化と屋外使用に対応した耐水性・防塵性の実装により、エンジン式フォークリフトと同等の走行性能と稼働能力が実現されたことで、従来型の電動式フォークリフトでは対応が難しかった作業現場(木材、建設、産廃など)にも対応できる範囲を拡大した点が評価に繋がった。また、今回受賞された「FE25/30-2」は、2月1日から3日までの3日間、東京ビッグサイトにて開催される「ENEX2023 第47回地球環境とエネルギーの調和展」のアワードコーナーに受賞企業として出展が予定されている(オンライン展示は2月28日まで)。

従来の電動式フォークリフトでは導入が困難であった木材加工や産業廃棄物といった現場でも対応可能

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