自動車ニュース テクノロジー アリア 日産 日産アリアのサスペンションを眺めてみる 2023.01.26 22:26 by Motor Fan illustrated編集部 この記事の画像をもっと見る(全12枚) FWD車に乗って、えらく感銘を受けた日産アリア。というわけで、さらに良さそうなe-4ORCEの登場を心待ちにしていたがなかなか現れず。そうしたらついに、日産自動車のグローバル本社ギャラリーにAWD仕様が展示されていたので写真を撮ってみた。 連載サスを眺める INDEXリヤサスペンション:マルチリンク式フロントサスペンション:マクファーソンストラット式 リヤサスペンション:マルチリンク式 e-4ORCE:AWD仕様の右リヤサスペンションを後方から。下から、ロワー前リンク/ロワー後リンク、それに抱えられるばね、奥にアッパーアーム。A字形状のアッパーアームはアルミ合金製で、そのほかの部材はサブフレームを含め鋼製板金構造。 ちなみにこちらがFWD仕様。同じ部位を同一アングルから。まったく同じ、と思いたいところ、リヤの電動アクスルを抱えるためにサブフレーム形状が異なるようだ。 FWD仕様の右リヤナックル。FWDだけに当然ドライブシャフト接続はなく、ナックルにはフタがされている。ロワーリンク前後との締結ポジションの上下位置関係、およびアッパーアームとのボールジョイント締結部が見て取れる。ロワーリンクはそれぞれ、前リンクはダンパーを、後リンクはばねを抱く。 FWD仕様の右リヤサスペンションを、前下から眺めたところ。ロワー前リンクとダンパーの接続はご覧のとおり。アッパーアームにはリンクを介してアンチロールバーを接続する。 e-4ORCE・AWD仕様の右リヤサスを下方から。斜めに伸びるのは前後方向の位置決めを担うトーコントロールリンク。 e-4ORCE・AWD仕様の右リヤサスを上方から。アッパーアームの形状がよくわかる。その下にはドライブシャフト。 ちなみにこちらはFWD仕様の右リヤサス。ドライブシャフトがない以外はほぼ同じ。 e-4ORCE・AWD仕様のリヤサス全景。中央がリヤ用の電動アクスルユニット。 フロントサスペンション:マクファーソンストラット式 FWD仕様の右フロントサスペンション(AWD仕様も同じだが)を前下から。ナックルはアルミ合金製で、ストラットをくわえ込む構造。ロワーアームもアルミ合金製。 アンチロールバーは、ストラット外筒に接続したリンクを介して接続。レバー比は1:1を確保できているようだ。 左フロントサスペンションを後下から。ロワーアームのブッシュは前が水平軸/後が垂直軸配置。タイロッドエンドは逃げを設けた後引き配置。ドライブシャフトは強大なトルクを受け止めるためか、非常に頑強な印象。 連載 サスを眺める プレスリリース 2023.01.29 トヨタ・ランドクルーザー[300系]のサスペンションを眺めてみる テクノロジー 2023.01.28 日産・新型セレナ[C28型]のサスペンションを眺めてみる テクノロジー 2023.01.27 レンジローバーのサスペンションを眺めてみる テクノロジー 2023.01.26 日産アリアのサスペンションを眺めてみる テクノロジー 2023.01.25 日産フェアレディZのサスペンションを眺めてみる テクノロジー 2022.07.20 トヨタ・新型クラウン(クロスオーバー)のサスペンションを眺めてみる 連載の記事一覧へ テクノロジーの関連記事 日産 アリアの厳選中古車物件情報 中古車トップ 【注意】 自動車カタログ・厳選中古車情報に掲載されている写真は、年式やグレードの違う車種が含まれます。掲載されている写真はそれぞれの車種用でないものも含まれています。また、対応は年式やグレード、 装備などにより異なる場合があります。購入の際は必ずご確認ください。 商品の価格・仕様・発売元等は記事掲載時点でのものです。商品の価格は本体価格と消費税込みの総額表記が混在しております。商品を購入される際などには、メーカー、ショップで必ず価格・仕様・返品方法についてご確認の上、お買い求め下さい。 購入時のトラブルについて、出版元・編集部は一切関知しません。また責任も負いかねます。