今回新たに開発した商品
■ 次世代オフロード制御(クロールコントロール)
※トヨタ自動車と共同開発
クロールコントロールは、激しい悪路を走行するドライバーの負担を大きく軽減する機能である。エンジン出力やブレーキ油圧を自動でコントロールし、スリップや車輪ロックを回避して極低速を維持することで、ドライバーはアクセルやブレーキ操作から解放され、ハンドル操作のみに集中できる。
今回、アドヴィックスの電子制御ブレーキシステム(AHB-Rx)と高性能ESC モジュレータ(V3.5G)を搭載することで、高い応答性やスムーズな制御、作動時間の延長を実現し、従来から強みであった、険しい岩石路のような本格オフロードでの走破性・安心感を大きく高めるとともに、雪道やダートのような実用域での質感を向上することで、あらゆる悪路でのユーザビリティを拡張する。
■ 大型車向けキャリパー体型電動パーキングブレーキ
電動パーキングブレーキ(EPB)は、シフトレバーやアクセル操作に連動し、自動でパーキングブレーキを作動させることができる。全車速アダプティブクルーズコントロールやブレーキホールド機能での長時間停車保持を可能とし、ドライバーの負担を軽減する。
世界初のEPB 機構付きドラムブレーキを 2014 年に開発したアドヴィックスは、EPB のラインナップ拡充を進めており、これまで高級車を含む多くの小型・中型車に採用されてきた。今回、大型車に対応するキャリパ一体型EPB(MOC2-L)を新たに開発したことで、軽自動車から大型SUV まで幅広い領域をカバーする。