BMWグループとスイスのスタートアップ企業AirConsole社は、共同開発した車内ゲーム用ソリューションをいち早く市場展開することを発表した。7月以降に、BMWのドライバーと同乗者は、休憩時間にスマートフォンをコントローラーとして、車内のカーブド・ディスプレイでコンピューターゲームで時間をつぶすことができるようになった。今回発表された車載ゲーム機能は、新型BMW 5シリーズの発売と同時にリリースされ、他モデルにも順次提供されていく予定となっている。近年のBMWシリーズに搭載される前席ダッシュボードの巨大なカーブドディスプレイでプレイすることができる。ゲームは、乗員のスマートフォンをリンクさせることで、コントローラーとして使用することができる。画面にはスマートフォンリンク用だと思われるQRコードも表示されている。
AirConsoleを使用した車内ゲームは、生産モデルに飛躍した最初の開発プロジェクトであり、顧客が自動車を使用して直接体験することができる。生産などの他の分野でも、工場敷地内での自動運転などのプロジェクトがすでに実施されており、高効率化が図られている。車両は組立エリア内を単独で移動し、その後ロジスティクス・パーキング・エリアまで、ドライバーなしで安全に移動することができるという。