東海理化、画像認識技術・遠隔監視技術を提供し西新宿エリアにおける自動運転バス運行に参画

東海理化は、「令和5年度自動運転社会を見据えた都市づくりに関する調査検討業務委託」の採択事業者であるパシフィックコンサルタンツ社が全体運営管理を務める、西新宿エリアにおける自動運転バス運行に参画することを発表した。

東海理化が自動運転バス運行に参画

遠隔監視システム用の一部カメラを共用した位置検出(右側面:2 台 左側面:2 台)

東海理化は、これまでもドライバーへ後方の道路状況を広範囲にわかりやすく表示する電子ミラーなど、カメラ及び画像処理技術開発を進めてきた。これまでに培った技術や知見を活かし、カメラで撮影した映像に画像認識技術を施し、車両から周辺路側・車線等の区画線間の距離計測をすることで、自動運転バスの走行中の位置検出を実施する。また、東海理化は自動運転バス車両外に取付けた複数台のカメラの映像を合成処理し、映像品質を維持したまま低遅延な伝送を可能にした、監視者の負担が少ない、安心・安全な遠隔監視システムを提供する。

自動運転の実証調査について

1.実施概要
(1)運行ルートおよび使用バス停
新宿駅西口(地下)~都庁第一本庁舎~都庁第二本庁舎~新宿駅西口
※都庁循環(CH01)と同一経路。都議会議事堂は停車しない。

(2)運行期間及び運行時間帯
2023年10月2日(月)~10月13日(金)
※運休日:10/5(木)、10/10(火)
※平日・土日祝でダイヤが異なる。
※10/13(金)は臨時ダイヤとなる。
※新宿駅西口、都庁第一本庁舎、都庁第二本庁舎のどのバス停からも乗降が可能。

平日 :10:00~16:00
土日祝:13:30~16:00
臨時 :10:00~16:00

2.運行の体制
本運行は、東京都都市整備局の「令和5年度自動運転社会を見据えた都市づくりに関する調査検討業務委託」の受託者であるパシフィックコンサルタンツが全体運営管理を行い、京王バスを運行事業者、埼玉工業大学を車両提供者として、下記実施体制にて運行されるものである。

高精度 3 次元地図:自動運転に必要となるもので、道路情報をはじめ、建物やガードレールなど周囲情報を地図データとして作成

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