タイでの車両生産台数累計600万台達成を祝う山口哲・IMCT社長(左)ら関係者

いすゞグループは、1963年より、タイにおいて生産委託によるトラックの生産を開始し、1966年に泰国いすゞ自動車(IMCT)を設立。半世紀以上にわたり、ピックアップトラック「いすゞD-MAX」(以下D-MAX)やPPV(Pick-up Passenger Vehicle)「いすゞMU-X」などを生産してきた。1974年にはタイ国内向けピックアップトラックの生産に着手、以来順調に生産台数を伸ばし、1963年の生産開始から丸60年で累計600万台を達成した。

1999年のオーストラリア向けの輸出スタートを契機に海外への輸出も拡大し、2002年には、それまで日本で行ってきた輸出向けピックアップトラックの生産もタイに完全移管された。現在、タイはいすゞグループにおけるピックアップトラックのマザー工場として確固たる地位を築き、世界100を超える国・地域に

今年10月には大幅改良したD-MAXを発表、生産を開始した。さらに、カーボンニュートラル戦略の一環でピックアップトラック領域でも電動化を進める計画で、まずは2025年に欧州でバッテリーEV(BEV)のD-MAXを発売する予定としている。

名称泰国いすゞ自動車
Isuzu Motors Co., (Thailand) Ltd.
本社所在地タイ王国 サムットプラーカーン県
工場サムロン工場/ゲートウェイ工場
設立1966年4月
資本金85億バーツ
出資比率いすゞアジア:71.1%、トリペッチいすゞ:27.3%、他:1.6%
代表者山口哲
従業員数6,002人
事業内容商用車・ピックアップトラックの製造および車両・コンポ・部品輸出卸販売
生産実績(生産)2022年:車両 360千台
(生産)2021年:車両 301千台
生産能力385千台/年(2直)
泰国いすゞ自動車(IMCT)の概要