豊田合成、「ゴムリサイクル技術を用いたオープニングトリムWS」が”超”モノづくり部品対象の「モビリティー関連部品賞」を受賞

豊田合成は、同社のゴムのリサイクル技術を活用した自動車部品(ドア枠のシール部品:オープニングトリムWS※1)が、第20回“超”モノづくり部品大賞(主催:モノづくり日本会議・日刊工業新聞社)において「モビリティー関連部品賞」を受賞したことを発表した。

この表彰は、日本のモノづくりの競争力向上を支援するため、産業・社会の発展に貢献する「縁の下の力持ち」となる部品・部材を対象に毎年行われている。今回受賞した「ゴムリサイクル技術を用いたオープニングトリムWS」は、原材料の一部に再生ゴムを活用し、廃棄物の低減やCO2削減に寄与しながら、性能が十分に確保されている点が評価された。

豊田合成は、中長期経営計画(2030事業計画)の重点項目のひとつに「脱炭素への貢献」を掲げ、ゴム・樹脂の技術を活かしたリサイクルの促進などに取り組んでいる。森町工場(静岡県周智郡)のゴムのリサイクル工程では、自動車用ゴム部品の生産時に発生する廃材を高品質な原材料に再生できる同社の独自技術(ゴムの脱硫再生※2技術)を活用し、従来は焼却処分(熱利用)していたゴム廃材の再利用が拡大されている。

※1 WS:ウェザストリップ。ドアや窓枠などに装着し、雨風や騒音から室内を守る部品。

※2 ゴムに弾性などを持たせる分子結合を解いてゴムの原材料に戻すこと。

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