豊田合成、エアバッグ生地の廃材に新たな染色工法を活用した「カラートートバッグ」を発売開始

豊田合成は、オリジナルエコブランド「Re-S(リーズ)」において、新たな染色工法の活用を開始したことを発表した。これにより、従来よりも染色できるエアバッグ生地の量が大幅に増えることで、生地のアップサイクルでのさらなる活用を推進する。

豊田合成は、エアバッグ生地やハンドルの本革の端材をバッグやペンケースに生まれ変わらせた「Re-S」商品の販売を2020年から進めている。エアバッグの生地の多くは、車の衝突時に膨らんだ際の気密性を高めるためシリコンでコーティングしており、生産時の塗りムラなどによりエアバッグには適さない場合に、原料に戻して再利用(マテリアルリサイクル)することが困難であることから、かつては廃棄されていた。そこで豊田合成では、これらの生地をアップサイクルし、主にエコバッグなどとして販売してきたが、シリコンの撥水性により染色が難しく、アップサイクルでの活用用途も限られていた。

今回、衣類の染色や加工を行う株式会社艶金(岐阜県大垣市)の協力によりシリコン塗布した生地の染色を実現、カラーバリエーションが広がることでエアバッグ生地の活用拡大につながる。なお、新たな染色工法を用いた商品として「エアバッグカラートート」を2月20日より販売する。

■商品概要

  • 商品名:エアバッグカラートート
  • カラー展開:ブルー、グリーン、ピンク、ブラウン、カーキ、グレー
  • 価格:2,250円(税込み)
  • 販売場所:円頓寺本町商店街Re-Sショップ
    (名古屋市西区那古野2丁目8-11 メゾンなごの808)

オンラインストア

キーワードで検索する

著者プロフィール

Motor Fan illustrated編集部 近影

Motor Fan illustrated編集部