Luupと東京海上は、2021年10月13日(水)に、資本業務提携及び電動キックボードの安全性向上のための協業開始について発表。安心・安全なマイクロモビリティの利用環境構築を目指して、まずは共同で電動キックボードの安全性向上のための協業を進めており、安全講習会は本協業の取り組みの一環。
安全講習会は、2日間に渡り各日3回ずつ実施した。今回は一般応募以外にも150名が当日参加、交通ルールブックを用いて講習を行ったほか、広場(私有地)内で試乗を体験した。合計で約200名が参加し 「サービスを実際に利用する前に練習の機会が持てて良かった」「曖昧だった走行ルールの理解が進んだ」といった感想が挙がった。
当日はオリジナルの交通ルールブックを用いた講習のほか、公道での試乗会を行った。また、警視庁の協力を得て、電動キックボードの正しい交通ルールをレクチャーした。
加えて、電動キックボードの概要や、現在の位置付け、乗り方のレクチャーなどを記載した交通ルールブックを東京海上と共同で制作し、配布した。交通ルールブックは、後日公開を予定している。
Luupは、電動キックボードが安全に乗られ、道路を使用する全ての人との共生を実現する社会を目指している。現在、電動キックボードの適切な走行ルールの検討を進めるため、関係省庁による実証実験が行われており、 同社はこの実験に参加している。この取り組みを通して、多くの人に電動キックボードの魅力や可能性を感じてもらうと共に、ルールの検討に向けたデータの収集が進んでいる。
一方で、保安基準を満たさない電動キックボードが公道を走行している例や、そのような違法な電動キックボードによる事故が発生し書類送検に繋がる例など、実証実験外での電動キックボードの重大な違反が報告されている。また、Luupの電動キックボードの一部のユーザーにおいても、歩道走行や逆走、二人乗りなどの違反が確認されている。この点についてLuupは「誠に遺憾であり、 弊社といたしましても大変重く受け止め、 さまざまな対応を行っております」とし、電動キックボードに乗車する全ての人に、事前の免許登録と走行ルールの確認テストの満点合格を義務付けると共に、同意書への同意、禁止事項に関する注意喚起の画面を利用の度に表示している。また、実証実験中の走行ルールや道路交通法に対する違反行為が認められた際には、アカウントの無期限停止を含む厳正な対処を行っている。