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Z33フェイスとセンターメーター化で勝負!
タイプRのエンジン&足回り移植で走りもイケる!?
Z33フェイスの顔面スワップにより車種不明感を放ちまくるEJ1シビッククーペ。ワイルドスピードに憧れ、スポコン仕様にしようと逆輸入の左ハンドル車を入手、オーナーが約6年かけてコツコツとカスタムしてきたホットマシンだ。
そのテーマはUS系パーツをふんだんに盛り込んだ“大人のカスタム”。ローユーロやラグジュアリー系に負けないルックスを目指し、オーディオカスタムを得意とする奈良県の“フリーサウンドセクション”にトータルコーディネイトを依頼したそうだ。
とにかく全体のまとまりが抜群なのだが、中でも注目したいのがインテリアのメイキング。
完全ワンオフとなるインパネにはスピーカーが4発埋め込まれ、その中央に唯一のメーターとなるタコメーターを配置。さらに、リヤシート部にはジェットエンジンをイメージしたウーファーボックスが鎮座するなど、まさに大技カスタムのオンパレードなのである。
それでいて不思議と嫌味が無いのは、シンプルな造形やカーボン調の色合いなどで“やりすぎ感”をキッチリ抑え込んでいるからなのだろう。
当然、エクステリアの作り込みも気合いが入っていて、シビック用の約3倍もの面積があるというZ33用のヘッドライトを違和感なくインストール。
さらに、TFレーシング改センター2本出しマフラーやトランク周辺のスムージングにより、シンプルながらインパクトのあるリヤビューを構築。ボディカラーは、フリーサウンドセクションオリジナルの深みのあるレッドだ。
鉄板叩き出しのフロントフェンダーにより、ユーロマックスXXR改の18インチ(7.5J×18+42)をツラウチで収める。ACCのエアサスを導入しているため、段差や勾配がきつい街乗りも余裕でこなす。
…と、ついドレスアップばかりに目を向けてしまうが、動力性能に磨きをかけているのもこのシビックの大きなトピックだ。
部品取りのEK9型シビックタイプRを入手し、B16Bエンジンや5速ミッション、そして足回りに至るまでフル移植し、完全にタイプR化しているのである。
見た目と走りを高次元で両立させた美しきシビック。アメリカのストリートドラッカーをルーツとする、スポコン仕様の原点に返ったリアルチューンドと言い換えることもできるだろう。
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