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ZN6＆ZC6オーナー必見のスワップメニュー！
公認車検取得に向けて開発進行中
先代86&BRZ前期に現行型の2.4Lエンジンを搭載する。そんな夢に溢れたチューニングをメニュー化しようと奮闘を続けているのが、京都の実力派チューナー“オートクラフト”だ。
「ノーマルでも優れた出力特性に仕上げられているFA24は、Z#6へ搭載すればスーパーチャージャー化したFA20と同じくらいのポテンシャルが得られます。ただ、エンジン本体だけでなくECUやハーネス、センサー交換まで揃えてスワップすると200万円オーバーの高額メニューになってしまって、そう簡単には手が出せないんですよね」とは、オートクラフト白髭代表。
続けて「そこで、ハーネスやECUなどはZ#6前期モデルのまま、ECUのデータ変更＋αといった必要最小限の手数でFA24換装を実現できないか挑戦中。インマニやオルタネーターなど補機類がセットになった新品のFA24が132万円（2023年8月現在）ですから、公認取得費用は別として150〜160万円でメニュー提供したいですね」。
なお、必要最小限のスワップ作業で最大の難関と予想されるのは、点火時期制御に欠かせないクランク角センサーの違い。というのも、Z#8とZ#6後期モデルは光電タイプのホールセンサーで3Pカプラー。Z#6前期モデルは電磁タイプのマグネットセンサーで2Pカプラーとなっていて、センサープレートのサイズが大きく異なることから純正位置で移植は不可能だからだ。
しかし、前期ECUのデータ変更でFA24を制御するためには電磁タイプのマグネットセンサー稼働が欠かせないため、白髭代表は発想を切り替えて、クランクプーリー側にピックアッププレートを用意してセンサーを移設。エアポンプやオルタネーターなど、FA20とFA24の相違点も多々あったが、ひとまずは前期ECUのデータ変更でFA24のエンジン始動を成功させたのだ。
「まずはスワップしたFA24が前期モデルのECUで無事に始動できて、ひと安心といったところですが、ここからログデータをチェックしてECU制御に問題がないかを探っていく作業が大変。公認車検を取得したら、Z#8を超えるためにスーパーチャージャー化にも取り組もうと企んでいます。Z#6前期オーナーは期待しておいてください！」と白髭さん。
細かな制御データの確認はこれからとはいえ、想像していたよりも順調に進行している『Z#6前期×FA24換装プロジェクト』。愛車のポテンシャルアップを考えていたZ#6前期オーナーは、続報を心待ちにしていただきたい。
●取材協力：オートクラフト京都 京都府京田辺市大住大峯1-7 TEL：0774-64-6466
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