「HKSのGTタービンがラインナップを拡充!」新世代シリーズへの進化により多彩な車種にマッチする逸品に!!

ギャレット製タービンをベースにHKS独自の技術を注入!

200馬力クラスから1000馬力オーバーまでカバーするラインナップ

総合チューニングパーツメーカーとして、幅広いパーツラインナップを展開している“HKS”。その屋台骨となっているのは、やはりターボチューニングだ。

そのルーツは、1974年にリリースされた業界初のターボキット(FETターボ)。以降、様々なマシンやエンジンで展開されてきたターボチューニングの歩みは、日本のチューニング史そのものと言っても決して過言ではないだろう。

HKS GT3037ProSタービン
HKS GTIIタービン

初期のターボキットではギャレットや三菱、日立のタービンも採用していたHKSが、さらなるパワーとレスポンスを追求すべく挑んだのがオリジナルタービンのGTシリーズ。第1世代ではギャレット製をベースに、各構成パーツの見直しと新パーツを採用。第2世代のGTIIシリーズではタービンホイールやハウジングを自社開発して完全内製化が図られた。

そうして進化を重ねてきたGTタービンの新世代モデルとして、さらなるワイドレンジ&クイックレスポンスを追求しているのが現在のラインナップだ。

2017年にリリースされたGTIIIシリーズは、センターカートリッジにMHI製の高効率メタル支持タイプを採用。汎用モデルとしてはGTIII-RS、GTIII-4R、GTIII-5Rの3つを展開する。そして、その隙間となるパワーエリアを埋めるべく、追加されたのが新世代ギャレット製ボールベアリングタイプを採用したニューモデルだ。

GT75115_BB

想定最大出力に対して驚くほど小型設計なのが特徴で、プレートに刻まれるモデル名は出口径の寸法および想定最大出力の組み合わせ。タービン型式はGT75115_BBを例にすると、最初の「GT」がタービンのシリーズ名で、続く2桁の数字「75」がタービンホイールの出口径、3桁目以降はハイオク燃料使用時の想定最大出力で「115」の場合は1150psとなる。「_BB」はボールベアリングタービンを意味する。

特徴的なポーテッドシュラウドは、吸気の循環経路を穴で成形することで入口径を広く、そして滑らかに取ったベルマウス形状を採用。吸気音などのサウンドにも拘ったデザインだ。

エキゾーストハウジングは耐腐食性アルマイトコーティングを施工し、長期的な信頼耐久性を約束。

GT4950_BB

GT4950_BBは、GTIII-RS以上でGTIII-4Rに迫るパワーを狙う、SR20やEJ20にとってのベストチョイス。新たに追加となったT25フランジタイプは迫力の100φポーテッドシュラウドを備えたHKS製のコンプレッサーハウジングを採用している。SR20や4G63の排気量アップ仕様にはGT5565_BBもお勧めだ。

GT7095_BB

GTIII-4RとGTIII-5Rの間を埋めるGT6290_BBに対して、デリバリーが開始となったGT7095_BBは750〜950psのパワーエリアを広くカバーするGTIII-5Rのやや上に位置付けられる。RB26DETTや2JZのビッグシングル仕様に最適なタービンだ。排気フランジはVバンドの他にT4も用意する。

GT75100_BB

1000psオーバーを狙う2.8L仕様のRB26DETTや、3.4L仕様の2JZオーナーからの熱い要望に応えて設定されたのがGT75100_BB。名機として人気のあったT51R SPL BBからのアップデートに最適で、より高回転で伸びる特性となっている。さらに高出力設定のGT75115_BBもラインアップする。

現在、これらギャレットベースの新GTシリーズは汎用タービンとしての設定だが、今後はRB25やSR20用など平成ターボ車向けのキット開発も予定しているというから期待したい。

●問い合わせ:エッチ・ケー・エス 静岡県富士宮市北山7181 TEL:0544-29-1235

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https://www.hks-power.co.jp

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