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燃料系ノーマルでもこの速さ!
コスパに優れたGTスーパーチャージャー仕様の実力を試す
“フェニックスパワー”によるZD8型BRZでの最高速アタックも、新たなフェーズへと突入。さらなるスピード領域を目指し、HKSのGT2-7040Lスーパーチャージャー仕様へと進化したのだ。
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もちろん走るからには記録も重要だが、テストの目的はあくまでもエンドユーザーに還元するデータ獲得。そのため、最高速ではネガ要素となるGTウイング(STI製)も普段同様に装着したままだ。
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GT2-7040Lスーパーチャージャーは、吸気を制限するリストリクターが取り外されたフルパワー仕様。エンジン本体および燃料系はノーマルのまま、オリジナルECUにより綿密なセッティングで340psオーバーを叩き出している。
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NAチューニング時代に組み込んだパーツをそのまま生かせるのも、GT2スーパーチャージャー仕様の大きなメリット。アペックスのEXマニ&メタルキャタライザー、RS-Xマフラーという排気系パーツの構成に変更はない。
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ボルクレーシングTE37ウルトラトラックエディションII(FR8.5J+45)に225/35-19サイズのアドバンスポーツの組み合わせも前回同様。ただし、ファイナルギヤだけは大幅なパワーアップに伴ってNAチューン時代の4.5から3.7(純正は4.1)へとハイギヤード化し、トップエンドの伸びに磨きをかけている。
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車高調はアラゴスタベースのオリジナル(F16kg/mm R18kg/mm+ヘルパー3kg/mm)で、クスコの調整式アームとブッシュ類のピロボール化も図られている。ブレーキは前後ともにエンドレスのモノブロックタイプを装着。
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城里テストセンターで行なった最高速アタックでは、エンジンチェックランプが点灯するなどのトラブルはあったものの、最終的には265.98km/hをマーク! NAチューン仕様の最高速は240km/h前後。そこから25km/h以上のスピードアップは、スーパーチャージャー化によるパワーアップの恩恵と言えるだろう。
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「かなりパワーアップしているが、クルマの安定感は抜群で不安なく踏んでいける。ただし、今回はスタート直後にエンジンチェックランプが点灯して本領を発揮できなかった。これがなければ270km/hは超えていただろう。次回のアタックに期待したいね」とは、アタックを務めたDaiこと稲田大二郎。
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「ECUがセーフモードに入って燃調が濃くなってしまい、記録が伸びませんでした。未体験のエラーのため現段階で原因は分かりませんが、これも経験と前向きに捉えて、究明と対策に取り組んでいこうと思います!」とフェニックスパワー横山代表。
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トラブルに泣いたとはいえ、今回示してくれたベーシックなGT2スーパーチャージャー仕様の記録は、パフォーマンスアップを夢見るGR86&BRZオーナーにとって大いに参考になるはず。次回のリベンジに期待したい。
●取材協力:フェニックスパワー 福井店:福井県坂井市丸岡町朝陽2-317 TEL:0776-67-2980/京都店:京都府久世郡久御山町佐古外屋敷37-2 TEL:0774-48-1157
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