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風間オートサービス走行会に潜入取材!
かつての定番ドリ車ベースと言えばシルビアだったが、その通説を変える勢いで増殖中なのが86&BRZだ。今回はカザマオートサービス協力のもと、ドリフト走行会に参加している86&BRZオーナーのマシンをチェック。どうやってドリフト仕様に仕上げているのか? オーナーの拘りなどを聞いた。
ノーマルで乗るつもりが完全ドリ車仕様に!?
「新車で買える6速MT車が欲しかったんですよね」とは28歳の“みっつ”さん。何と、このZC6が初めての愛車だというから驚く。
「最初はノーマルで乗るつもりでしたが…」と言うが、どのクチが!とツッコみたくなるフルチューン状態。実際に4年くらいはノーマルを維持していたが、友達に連れて行ってもらったドリフト走行会で衝撃を受け、心の中で何かが燃え上がったという。
エンジン本体はノーマルのまま、トラストのT518Zボルトオンターボキットを装着。ECUを現車合わせすることで、ブースト圧0.8キロ時に約280psを発生させている。かなりギリギリのセッティングだが、エンジンよりも駆動系の方が先に壊れるという(累計ドライブシャフト折れ5本!)。
前置きインタークーラーの奥にはドリフト必須パーツのエンジンオイルクーラーを追加。「ターボ化して高負荷が続くドリフト走行を行うとすぐに油温が上がるので、エンジンを守るためにもオイルクーラーの追加は絶対ですね」とみっつさん。
足回りはミルキーホワイトの車高調に、ガレージクリアのショートナックルやカザマオートの延長ロワアームでドリフト仕様を構築。シャコタン対策で、リヤサスメンバーの上げ加工を実施しているのもポイントだ。
走行会で使用するドリフトタイヤはヒッチキャリアで運搬。昔はルーフキャリアに載せていたが、重さで屋根が歪んでしまったので改めたそう。
お気に入りはボディカラーで、この深みのある茶色はトヨタ純正色のダークブラウンマイカメタリック(4U3)だ。随所に独創的なカスタムを散りばめながら仕上げられたドリ専ZN6。オーナーのセンスの良さを強く感じる1台と言えよう。
様々なクルマを経てZN8でドリフトライフを再スタート!
息子さんから「ドリフトやらない?」と誘われたことをきっかけに、ZN8での横滑り人生を再開させた上原さん。チューニングはまだ発展途上の段階だが、ドリフトに特化したピンポイントメイキングのおかげでノーマルとは段違いの走りを見せていたのが特徴的だった。
エンジンはノーマルのまま、ブリッツのパワコンとフジツボのマフラーでファインチューン。現状、パワーフィールに不満はないものの、ボルトオンターボ化してさらなるパフォーマンスアップを狙っていく計画もあるそうだ。
足回りはブリッツZZ-R車高調を中心に、カザマオート製のショートナックルやスタビでドリフトセッティングを実施。
ドリフトタイヤにはハイフライのHF805(215/45−17)を愛用。程良いグリップ力とコントロール性が魅力とのこと。ホイールはカザマオート専売のグラムライツ57トランセンド(FR7.5J+25)を履く。
上原さんのお気に入りは、カザマオートの足回りパーツ。とくにショートナックルはZN8のドリフト仕様に必須のパーツで、スピン防止にも繋がるため初心者にも有効とのことだ。
●取材協力:カザマオートサービス TEL:048-745-2026
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