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アクセルオートが独自のネットワークで並行輸入
車検取得費用込み350〜400万円での販売予定!
スズキのインド子会社“マルチ・スズキ・インディア”社が製造し、輸出専用車としてアフリカや中南米で販売されているジムニー5ドア。
多くのファンが日本国内販売を待ち望む中、東京オートサロン2024の会場でついに現車をキャッチ。「ジムニー5ドアがあるらしい!」という噂は瞬く間に拡大し、一部のファンはスズキブースに押しかけ「ないぞ!どこだ?」と騒ぎになったとか。
日本未発売のジムニー5ドアは、名古屋の“アクセルオート”が独自のネットワークをフル活用して並行輸入した右ハンドル仕様。ノーマルのままでも話題としては十分だったはずだが、オートサロンでの展示に合わせ、速攻でカスタマイズまで施してしまったから恐れ入る。
日本初のジムニー5ドアカスタムは、“ショウワガレージ”とのコラボレーションで実現させたもので、1インチリフトアップとルーフラック、リヤラダーで構成。ちなみに、サスペンションキットとリヤラダーはJB74シエラ用がそのまま装着可能。長いルーフにジャストフィットのルーフラックはエブリィなど軽箱バン用とのこと。
ホイール&タイヤは、レイズベルサスVV21S(FR16×8.0J−10)にヨコハマジオランダーXーAT(FR215/70)の組み合わせ。こちらもJB74サイズでジャストフィットだった。
第1号車としてテスト的に輸入されたのは4AT仕様で、5MT仕様もラインナップ。ハンドル周りやセンターコンソールのモニター、エアコンスイッチなどはほぼJB74と同様のようだ。
5ドア化により乗降性と利便性が大幅に向上した後席は専用品で、フットクリアランスも十分に確保されている模様。内装類も5ドア専用となっているようだ。
ジムニー5ドアのボディサイズは全長3985mm×全幅1645mm×全高1720mm。約400mmのストレッチ(シエラ3550mm)のお陰で、リヤドア内のカーゴスペースもたっぷりで幅広いレジャーやライフスタイルに対応してくれそうだ。
エンジンは1.5L自然吸気のK15B型。どこの国から輸入したものかは非公表なので、パワーやトルクなど詳細なスペックは確認できず。パッと見としては、国内のJB74に搭載されているものと大きな変更はないようだ。
見れば見るほど魅力が高まるジムニー5ドアだが、アクセルオートではもちろん将来的に販売を計画中。とはいえ、国内でナンバーを取得するのは簡単ではないようで、義務化されたプリクラッシュシステムや助手席側の補助ミラー追加など保安基準に合わせた改造が必要になりそうだという。
「具体的な方法はこれからですが、熱いラブコールに応えられるようにがんばります。できればナンバー取得までの一切を含めて350万〜400万円くらいで販売したいと考えています」と酒井代表は語ってくれたので、期待は高まるばかりだ。
●問い合わせ:アクセルオート TEL:052-354-2533
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アクセルオート
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