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あかでみっくな放課後”の杏仁さんがドリフト競技に復帰!
トレンドチューンを盛り込んで準備万端
『あかでみっくモーターカレッジ』や『あかでみっくな放課後』などのYouTubeチャンネルを展開し、今や推しも押されぬ人気YouTuberとして活躍する“ラバー博士”、“杏仁”さん、“ジョージ”さん。
今回紹介するS30Z顔のS15シルビアは、『あかでみっくな放課後』の企画で誕生したドリフトスペック。杏仁さんが、ドリフト競技へと復帰するために仕上げた愛機だ。
最大の特徴であるS30Z顔は、粘土で造形した後に石膏で型を取り、メス型、オス型、マスターと、本格的なエアロパーツ製作手順を踏んで作り上げたDIY作品。フェンダーはS15とS30Zをニコイチ、ボンネットは先端を80mmほどノーズアップして、プレスラインを追加するなどの工夫もプラスしている。
サイドとリヤはMOZE FACTORYのS15用エアロを装着。ホイールは、S30Z顔にピッタリな旧車感を醸し出すRSワタナベのエイトスポークを組み合わせる。
エンジンはHKSの3.4Lキャパシティアップグレードキットが組み込まれた2JZ-GTEに換装。タービンは往年のTO4Rだ。そして吸気系には、大容量サージタンクや電子制御スロットルシステムをインストールし、最先端のD1GP車両のように完全なるフライバイワイヤーを構築している。マネージメントはフルコンのLINKが司る。
リヤウインドウは上半分をアクリル化して下部はリヤラジエターへの導風口に変更。その中央にはコレクタータンクをマウントしている。
室内は完全なレーシング仕様だ。「昭和のおじさんはアナログなメーターを動かさなあかん!」と、オールインワンタイプのメーターではなく、あえてデフィのアドバンスBFをチョイス。
足回りは、ワイズファブのアングルキットでコンプリート。「上から見てて動きが全く違ったから、一度ワイズファブには乗ってみたかった…」とのこと。
駆動系は、GフォースのドグミッションにGT-R純正デフの組み合わせ。リヤナックルもGT-R純正のピロ打ち替え品に変更して強度アップを図っている。
すでにシリーズ参戦に向けてのエントリーは済ませており、大阪オートメッセ後に本格的なシェイクダウン&テストを予定しているという。ドリフト競技への参戦は2016年以来とのことだが、果たしてFDJ2の開幕戦はどんな展開になるのか。杏仁さんの活躍に期待したいところだ。
TEXT&PHOTO:山本大介(Daisuke YAMAMOTO)
【関連サイト】
あかでみっくな放課後
https://www.youtube.com/@houkago_freedom