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細部までピカピカすぎる! 温故知新のチューンドF31
エンジンスワップで実現した直6への憧れとハイスペック
歴代レパードを乗り継いできたというオーナーの愛機だ。大好きなレパードにいつまでも乗りたい…という想いから挑戦したのが、以前から憧れていたという直6へのエンジンスワップだった。
使用したベースエンジンはER33のRB25DE。単純な移植ではなく、RB26DETT純正のスロットルボディを流用して6連スロットル化を敢行し、さらにスロットルボディにはソレックスキャブなどに装着される44φファンネルを奢る。多連スロットルならではのレスポンスと、レーシーな吸気サウンドを手にしているのだ。制御はパワーFCにて行う。
マーシャルのウッドシフトノブや、アナログ風デザインのパナCQ-VQ5500がインテリアを盛り上げる。助手席側に見えるボタンのようなものは、ECV(マフラーを消音するバルブ)のトリガーだ。なお、エンジンはER33のものだが、ミッションにはBNR32用5速MTを、リヤデフにはR31用のR200をそれぞれ流用し、駆動系も強化済みだ。
また、そうした機械的なアップグレードだけでなく、各部に“新旧混在”の作り込みを実施しているのもポイントだ。特に外装はZ33純正色のダイヤモンドシルバーでオールペンした上で、旧車の定番ホイールであるロンシャンXR4を装着。レトロさを残しつつ、現代的な雰囲気をその身に宿している。
ステップリムが美しいロンシャンXR4はフロント8.0J、リヤ9.0Jというセットで、タイヤにはディレッツァDZ101(F185/55-15 R195/55-15)を選択。足回りは、シルクロード製をベースに製作した全長調整式の車高調によってローフォルムを演出している。
片側2本出しのマフラーは、ハコスカやケンメリなどの旧車的なルックスを狙ってワンオフ製作したもの。こうした細かいパートでも、オーナーの旧車への拘りを感じ取ることができる。
愛情と憧れを同居させたレパードは、オーナーにとってまさしく永遠の相棒と言える存在なのだ。(OPTION CARAVANより抜粋)