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快適性重視でMTからベンコラAT仕様に!?
ウェブオプションの記事を読んでスーパーチャージャー化を決意!
トヨタの大衆車向けエンジンとして、6気筒ならではの静粛性が売りだった1Gエンジンだが、いかんせん6気筒2.0Lというのは力不足。NAのみだったこのGS136Vクラウンバンもそうで、チューニング業界では手に入りやすい後継エンジンの1JZや2JZに載せ換えるのが定番メニューになっている。
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ところが、載せ換えをせずにあえて1Gのままスーパーチャージャーを後付けする選択肢を取ったのがオーナーの山田さん。「1JZは2.5Lじゃないですか。それだとクラウンバンの利点の4ナンバーをキープできなくて、税金も高速料金も高くなっちゃうんです」というのが大きな理由のひとつ。
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もうひとつ、このクラウンバンは元々MT仕様しか設定されていないものの、快適性アップのためATミッションに載せ換え済み。そう、セダンからECUごと移植してベンコラ化したのである。この状態からエンジンを載せ換えると、せっかく交換済みの駆動系も改めて一緒に交換しなければいけなくなる点からも避けたかった。
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「親身になって話を聞いていただいたショップもあったんですけど、やはり予算が厳しそうという状況だったんです。そんな時に、ウェブオプションで同じような境遇でS31をスーチャー化した記事が上がってて、もう読んだ直後にショップに電話しました」というのが、ワンオフのスーパーチャージャー仕様を得意とする茨城県のチューニングショップ“KBC”だった。
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エンジンルームを見ると、1G-FEユニットにHKSのGT2スーパーチャージャーが見事にマッチングしており、プーリーやベルトを含めたレイアウトにはノウハウが豊富なKBCならではのテクニックが垣間見える。
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過給機化に伴って必要となるインタークーラーは、アイアンバンパーを大胆にカットして開口部を作りレイアウト。「わざわざバン仕様にする人は絶対切らないと思うんですが、これは本物のバンだからあえてカットするのも面白いと思って」と山田さん。
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足元にも拘りありだ。フロントは16インチのミッキートンプソン(7.5J±0)をツライチでセット。リヤは14インチの鉄チンを鎌ヶ谷ワイドホイールで加工し、スペーサーを使わなくても済むサイズにリバレルしている。フロントアルミホイール、リヤ鉄チンという組み合わせは海外のスタンダードに合わせた形だ。
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スーパーチャージャー化の効果は想像以上だった。アクセルを踏むたびに感じていたストレスが、全く無くなるほど低回転からトルクフルに回るエンジンに大変身! パワーは200psくらい出ているそうで、高速巡航でもモタツキなくクルージングできる仕上がりに大満足とのこと。
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ここまでやった1Gエンジンには思い入れが強く、エンジンのオーバーホールや排気系パートのフルチタン化も計画しているそうな。何はともあれ、ウェブオプションがチューニングの助けになったという事実が本当に嬉しい!(W-Option JAMBOREEより抜粋)