「V12仕様のFD3SやチューンドGRカローラも登場!」SEMAショー2022レポート Part.1

最新モデルも構わずハードチューン!

11月1日〜4日の日程で開催されたSEMAショー2022(アメリカ・ラスベガス)。早くも新型フェアレディZやGRカローラのカスタムが登場するなど、今年も熱いチューンドが世界中から集結した。WEB OPTIONでは全3回に分けて、ハイレベルな出展車両を紹介していく。

“ほぼ”チューブラーフレームのFR-S見参!

若きプライベートビルダーのキャメロン・コカリスが製作したサイオンFR-Sは、エンジンの搭載スペースからインテリアに至るまで、オリジナルのチューブラーフレームをクリエイト。エンジンはLS3型のV8に換装され、8-1集合のワンオフEXマニがエンジンルームに華を添える。

HKSはワイドボディ+スーパーチャージャーで攻める!

HKSブースには、HKSワイドボディキットタイプRを装着したGR86が登場。ボディキットは社内でCFD解析を行い、空力特性を最適化した本格派だ。エンジンにはGT2スーパーチャージャーが早くもマッチングされていた。

さらに、ブースにはGR86/BRZ用として開発が進むコールドエアインテークのプロトタイプも展示されていた。入口開口面積を拡大して吸気効率を極限まで高める必殺パーツだ。

日本の侍よ、ジャイアントキリングを起こせ!

サスペンションパーツを展開するイエロー・スピード・レーシングのブースに展示されたのは、アメリカのフォーミュラDに参戦する日本人ドライバー、田口和也選手のトヨタFR-S。エンジンはR35型GT-RのVR38DETTを搭載。排気量を4.1Lまで拡大しているのでVR41の愛称でも知られる。

GRカローラのラリーコンセプトあらわる!

トヨタブースに展示されたのは、2023年モデルとして市販されるGRカローラのラリーコンセプト。全長4.5インチのフロントスプリッター、3インチワイドのフェンダー、カーボン製のサイドスカードと大型リアウイングなどを装備。迫力の4本出しとなったエキゾーストはマグナフロー製。17インチのOZホイールは8.0Jプラマイ0の設定。

CUSCOもさっそくGRカローラ用パーツをアピール!

CUSCOブースには日米の両市場で発売されるGRカローラのパフォーマンスパーツ装着車両が展示された。パワーブレースなどのボディ補強系パーツをはじめ、車高調のストリートZERO-A、LSDのタイプRSやタイプMZ、カッパー系とメタル系のクラッチなど幅広いパーツをラインナップ。

FD3Sにメルセデス製V12気筒だと!?

2017年のSEMAにV8を載せたFD3S型RX-7を出展して話題を呼んだフロリダ州のGooichi Motors。今度はなんとメルセデス・ベンツが90年代に各モデルに搭載していたM120型V12へとエンジンスワップ! エアロデザイナーのクィズィール・サリーム氏がデザインしたワイドボディキットも備わり、強烈な存在感を放っていた。

Photo:Akio HIRANO TEXT:Hideo KOBAYASHI
●取材イベント:SEMA SHOW 2022

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