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ラグジュアリーな雰囲気の内に秘められた怒涛の1.5J仕様
内巻きエアロに拘ってエクステリアをモディファイ
独特のラグジュアリームードを見せつけるJZX100チェイサーの登場だ。ドリ車かと思いきや、その実はサーキットやゼロヨンをメインで楽しむというオールラウンダーだったりする。
あらゆるシーンで速さを引き出せるように、パワーチューニングも超ハイレベル。2JZ-GTEの腰下に1JZ-GTEのヘッドを組み合わせた1.5JZ仕様を搭載し、KKKのK27ビッグシングルタービンをセット。F-CON Vプロによる綿密な制御で、最大ブースト1.5キロ時に600ps/70kgmを発生させているのだ。
一方の室内はストリート然とした仕上がりだ。TRD製メインメーターやデフィの追加メーター、ブリッツのブーストコントローラー、モモ製ステアリングなど、シンプルに美しくまとめている。
ホイール&タイヤは、ストリートではワーク・シュヴァートSC2Mとアジアンタイヤの19インチを組み合わせるが、サーキットでは18インチのワークエモーションCR極とアドバンネオバAD08Rに変更するというスタイルだ。
エクステリアは内巻きタイプのエアロに拘り、スーパーメイド製をセレクト。ボディカラーはダークブラウンマイカメタリックをベースとしたオリジナル調色だ。ウインドウには外装とのコーディネイトを考えて、イエローのフイルムが貼られている。
「以前はRX6タービン仕様だったんですけど、K27の方がマッチングが良いですね。サーキットもゼロヨン…といったセッティングなんで、どっちつかずなんですよ」とはオーナー。
方向性こそ定まっていないものの、その作り込みは超本格的。JZX100の個性を上手く引き出すことに成功した、模範的なハイチューンドと言える。(OPTION CARAVANより抜粋)