「GR86最高速アタックの現在地」NAチューン仕様で240キロの壁に挑む!

ファイナルギアを変更して最高速寄りのセッティングに

車検対応ストリート仕様で目標達成!

ストリートや最高速、サーキットアタックとステージを問わず、どこでも戦える車検対応ストリートチューンの最高峰を目指し開発している“スクリーン”のGR86。前回の最高速アタックでは、233.81km/hをマークしていた個体だ。

エンジン本体はノーマルだが、サーキットでの連続周回を想定して空冷式オイルクーラー(HKSベース)とオイルキャッチタンクを装備。バッテリーは軽量コンパクトなメガライフに交換している。マフラーは前回同様HKSのハイパワースペックLIIだが、エキマニをサード製からHKS製へと変更。合わせてECU-TEKのセッティングもやり直し、237.6ps&29.1kgmを発揮させている。

ホイールはポテンザRW007で、タイヤはフェンダー加工なしで履ける235幅のRE-71RSをチョイス。サスペンションやブレーキはD2ジャパンのもので統一されている。その他、リヤのラテラルリンクやトーロッドにはクスコの調整式をインストール。ファイナルギヤは4.1から4.3に変更している。

インテリアでは運転席をレカロRS-G、助手席をスポーツスターCLに変更。ハードなサーキット走行でもしっかりと体をホールドできるドライビング環境を構築している。

最高速アタック1本目は、空力的に不利なフルエアロ+GTウイング付きで挑戦。しかし、目標にしていた240km/hに一歩届かなかったため、2本目直前にGTウイングを撤去。その作業が功を奏し、見事242.99km/hをマークしたのだ。

「エンジンも良く回って乗りやすいんだけど、ちょっと回転が軽い。もう少し中間域以降でトルクが付いてくれば最高速も伸びるんだけどな。2本目はウイングを外したけど、その分、安定感が無くなったから一長一短だね」とは、アタックを務めたDaiこと稲田大二郎。

「本当はエアロ&GTウイングを装着した状態で240キロオーバーを出したかったんですけど、やっぱり厳しかったですね。今後の方向性はまだ決めかねていますが、いずれにせよ本格的なパワーチューニングを行っていく予定ですので、ご期待ください!」とスクリーンの千葉さん。

ターボか、それともスーパーチャージャーか。実力派チューナーによる本気のGR86パワーチューニング、WEB OPTIONはもちろんその一部始終を見届けていくつもりだ。

●問い合わせ:スクリーン 宮城県富谷市成田9丁目1-17 TEL:022-348-3761

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