「外観はほぼノーマルのJZA80スープラだけど・・・」心臓部はトップチューナーの手によるハイレスポンス仕様!

オーナーの理想を120%で実現するトップチューナーの技

TD06SH-25Gのポン付けで下から使えるハイレスポンスマシンに!

ステージを問わず、幅広いパワーチューニングを得意とする“フナッツ”。同社が開発した数々のパーツ群は、トップチューナー船津代表が立ち上げたパーツメーカー“プレミアムジャパン”ブランドから販売展開されている。

そんなフナッツが製作したJZA80スープラは、長く楽しく乗り続けたいというオーナーの希望を考慮してチューニングされた1台だ。

注目のパワーユニットは、エンジン本体には手を入れず、オリジナルEXマニを介してTD06SH-25Gタービンをインストール。最大ブースト圧1.5キロ時に580ps/65kgmを発揮させている。

また、インタークーラーの背面に電動ファンを取り付けて、ラジエターとの間に熱気が溜まらないようチューニング。信号待ちや低速走行を想定したクーリングパートを構築しているのだ。

「競技車両であればもっと大きなタービンを装着してピークパワーを狙いますが、ストリートメインとなると話は別。TD06SH-25Gは、3000rpmくらいでもレスポンスよく反応してくれるので、おすすめですよ」と、船津代表。

エンジンマネージメントは、F-CON VプロによるDジェトロ(エアフロレス)制御だ。燃料系はサードの660ccインジェクターに255L/hフューエルポンプで容量アップ。ブーストコントローラーは、EVC5を使用して綿密なセッティングを行なっている。

また、VVT-i搭載の2JZ-GTEエンジン(後期)で厄介なのが電子制御スロットル。ドライバーのアクセルワークとはリンクせず、ECU制御で予期せぬスロットル開度補正を行うため、スポーツ走行時にはデメリットでしかない。

その対策として、このスープラはプレミアムジャパンの『スロットルコンバートキット(3万8500円)』によって電子制御スロットルをキャンセル、通常のワイヤー式スロットルと同様の制御に切り替えているのだ。

オーバー500馬力のパワーユニットとは対照的に、エクステリア&インテリアは基本的にノーマル。ホイールは18インチのブリッツBRW08を装着しているが、車高も含めて“羊の皮を被った狼”という印象を受ける。

ともあれ、無駄のない的確なパワー&フィーリングアップ術により、オーナーが求める理想的ストリートスペックが完成したというわけだ。

●取材協力:フナッツ 東京都西多摩郡瑞穂町箱根ケ崎東松原2-6 TEL:042-513-9327

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フナッツ
http://www.fnatz.com/

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