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スポーツセダンの魅力を高める専門メーカーの技
機能性とスタイルを両立したオリジナルパーツ群
スバル専門パーツメーカーとして活躍し、レガシィやインプレッサなどによって多くのボクサーファンを熱狂させるきっかけとなった“ゼロスポーツ”。
その脈々と続くノウハウを活かしつつ、新たな魅力を引き出すアイテムを生み出したのがこのWRX STI(VAB)だ。VAB型は使い勝手の良い4ドアセダンながら、並み居るスポーツクーペを凌ぐパフォーマンスを備えることで、ストリートからサーキットまで幅広いニーズに対応している。そんなモデルだからこそ、快適かつパフォーマンスを楽しめる本格的なアイテムを開発しているというわけだ。
まずエクステリアから。スポーティな印象とサーキットでも使える性能を兼ね備えたフロントバンパーは、アンダースポイラーと一体造形によって空力性能を大幅に向上。エアダクトホース取り付け部は、51φに対応するホースアタッチメントもラインナップされる。
純正のフロントカメラを、ゼロスポーツ製バンパーでも活用できるようにするフロントカメラアタッチメントも用意。自然な装着と同時に視野率も純正と同等が確保されているため、安全性を求めるユーザーにはお勧めのアイテムだ。
シンプルながらも空力と乗降性といった機能性にまで考慮したサイドステップは、ボリュームを与えつつサイドに流れる空気を整流する。
リヤバンパーは、マフラー周辺の熱を逃がしつつ、パラシュート効果を低減させるダクトのレイアウトや可変式のアンダーフラップによってフロア下の空気を引き抜く設計だ。もちろん、ストリートでもそのスタイリングは注目を集めること間違いなし。同社のワールドリーガーマフラーとの親和性も高い。
これらのエアロパーツ群は、全てにおいてストリートからサーキットでもスポーツ走行まで、安心して使用できるスペックの実現が開発のコンセプトとなっている。完全車検対応で設計されているのもポイントだ。
さらに、サスペンションに関してはサーキットでのレスポンスを求めたスペックCと、街乗りでの快適性を極めたスペックLの2タイプをラインナップ。スポーツ性と快適性といった相反する性能に対して、妥協するのではなくそれぞれにベストを追求するのも、本質の違いを求めるスバルオーナーに対する誠実な拘りなのだ。
また、エンジンルーム内には鮮やかなアルマイト処理が施されたクーリング&ドレスアップパーツを多数投入。美しいアルマイトレッドが特徴のベルトプロテクター&クールエアインテークは、視覚効果の向上はオーナーの満足度にも直結すること間違いなしだ。
インタークーラーをより効率的に機能させるためのガイドは、独自のフィン形状によってインタークーラー全体に走行風を導いてくれる。
カーボン製の存在感はもちろん、純正よりも拡大した開口部と空気抵抗を軽減する流動形状を持つダイレクトフローシステムボックス。内部にはスーパーダイレクトフローエアクリーナーを収め、吸気効率を高めている。
インテリパーツも豊富に用意されており、純正メーターの脇にレイアウトするシングルメーターフードは売れ筋アイテムだ。φ60のメーターに対応する、チューニングカーには欠かせない逸品と言えるだろう。
ドアポケットなど普段から手や物が触れることで傷つきやすい部分を保護してくれるポケットプロテクターは、愛車を大切にしたオーナーに打って付けのアイテムだ。
専用のヒールパッドはかかとのホールド性も高く、見た目とともに機能性までも考えられている。もちろん耐摩耗性に優れた特殊化学繊維を使用するため、足もとのオシャレには欠かせない存在。
パフォーマンスを追求する吸排気やコンピュータといったチューニングだけでなく、多くのオーナーが楽しめるアイテムを幅広く開発していることも、長年続くスバル車専門メーカーだからこそである。
●取材協力:ゼロスポーツ 岐阜県各務原市大野町6-101-2 TEL:058-380-2828
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ゼロスポーツ
http://www.zerosports.co.jp