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独創スタイルの奥に潜む600馬力のフルチューンVG30ユニット
若者のセンスと今流テイストを盛り込んだチューンド
日本最大規模の歴代フェアレディZオンリーイベント『オールフェアレディZミーティング』の会場で、独特の存在感を放っていたのがこの美しい真紅のZ32だ。
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まだ20代(取材時)だというオーナーが乗る愛機は、オリジナルのキャンディレッドカラーが眩いドシャコタン仕様。エクステリアを覆うエアロパーツは、アブフラッグやヴェイルサイドといった名門の製品を組み合わせて独特のスタイルを構築している。
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また、フェンダーはS30Z風の汎用オバフェンとし、そこに激しいコンケイブが特徴のSHOGUNホイールをセットする。超シャコタンの鬼反りホイールとZ32の組み合わせは新鮮だが、マッチングは完璧だ。
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見た目先行のシャコタン仕様に思われがちだが、ベースはターボモデルでエンジン内部まできっちりと手が入っているのがこのマシンの凄いところだ。
鍛造ピストンやハイカムを組み込んだVG30DETTには、TD05H-18Gタービンをツインでセット。制御はLINKのフルコンによるもので、最高出力は600psに達しているというから恐れ入る。
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もちろん水温対策も徹底し、インタークーラーは左右フェンダー前部に振り分けて装着している。
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Z32の本格チューンドというだけでも珍しいのに、しかもそれが今流のカスタムテイストを盛り込んだ20代による作品という事実には、驚きと同時に感動すら覚えてしまったほどだ。(取材イベント:ADVAN ALL Fairlady Z Meet)