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パワー特性、サウンド、ルックスも高次元でチューニング!
排気系パーツの専門メーカーとしてその名を轟かせるフジツボ。ラインナップは多岐に渡るが、今回は完成間もないRZ34フェアレディZ用の「A-RM」と、開発中のFL5シビックタイプR用「A-RM+c」をフィーチャー。最新スポーツモデルに対応する開発の工夫と設計の狙いを聞く。
RZ34型フェアレディ用「A-RM」
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RZ34用モデルとして開発されたフジツボのA-RMは、数あるラインナップの中でも特にスポーツ指向を強めたマフラーだ。
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RZ34用の交換部位はフロントパイプの出口以降。左右のテールエンドに排気の流れが分岐するY字状のレイアウトを採用している。フジツボのテストでは最高出力が365.6ps→373.3ps、最大トルクが47.1kgm→48.4kgmというスペックアップを達成。もちろん、JQR事前認証を取得済みの車検対応モデルだ。
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メインパイプ径は70.0φ→60.5φ×2、テールは101.6φのスラッシュカットとなる。素材はステンレス(SUS304)だが、各部の贅肉を削ぎ落とすことで重量は純正から4kg近い(19.3kg→15.8kg)軽量化を達成している点も見逃せない。なお、テールエンドはヒートグラデーション入りのカラード仕様に変更することも可能(有料)だ。価格は21万1200円となる。
FL5型シビックタイプR用「A-RM+c」
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FL5用のファーストモデルとして現在開発を進めているのが「A-RM+c」だ。これはA-RMをベースとしつつ、テールエンドにカーボン素材を採用してプレミアム感を高めたモデルとなる。
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テールエンドはノーマルのセンター3本出しから、大径の2本出しへと変更。これにより純正を遥かに上回る存在感をリヤビューに与えてくれる。
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撮影のためにデモカーは撤去しているが、メインサイレンサーの底面形状をフラット化することで純正アンダーカバーの装着にも完全対応。交換部位はフロントパイプ以降で、素材には軽量な1mm厚の純チタンを採用しているのもポイントだ。これにより、重要は純正比マイナス6.1kgを実現した。
ちなみに、テールエンド横に確認できる筒状の物体は、耳ざわりな周波数を取り除くチャンバーだ。
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なお、このモデルは純正マフラーに組み込まれている電子制御バルブを使用しない構造のため、制御のキャンセラーもセットにインストール予定とのこと。発売は2023年の8月末〜9月を計画しているそうなので、オーナー諸氏は要チェックだ。
●問い合わせ:藤壺技研工業 TEL:055-998-0130
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