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DIYで外装をミリタリーテイストに大胆モディファイ!
RX-8前期タイプSをこよなく愛する男
「B’zファンのオカンが稲葉さんと結婚して、生まれたのが男の子だったことで命名されたんですよ」と、笑いながら自己紹介してくれたのが今回紹介するRX-8のオーナーの稲葉浩志さん。
「今までの人生で500回以上はこの説明をしたし、病院の待合室で名前を呼ばれたら必ず振り向かれるんです…」と、そこらのキラキラネームを上回る注目度を幼少期から集めていた彼の愛機もまた、名前に負けず劣らずのビックリ仕様だったのだ。
RX-8のスタイルに惚れ込み、すでに3台目となる稲葉さんの相棒は「普通に綺麗に仕上げたんじゃつまらない」と、DIYで外装を大胆モディファイ! ミリタリーテイスト溢れるウェザリング仕様を作り上げたのである。
塗装もさることながら、エクステリアで目を引くのがセンターダクトに設置されたPIAAのSUPER 4×4イエローフォグレンズ。「塗装でインパクトを出しているので、エアロは派手すぎない方が良い」と、フロントとサイドはマツダスピード製で、リヤのみアブフラッグ製。これに汎用の社外GTウイングを組み合わせている。
ホイールは前後とも8.0J×18のワークマイスターS1で、タイヤにはトーヨーDRBをマッチング。塗装は下地をあえてムラっぽく仕上がるように色味を変え、上から錆をイメージした茶色を追加している。
Bピラーには縞板模様のマットが貼り付けられており、全体の雰囲気と合わせてミリタリー感を増長。左リヤクォータのロータリーマークや、右リヤドアのMAZDA RX-8の文字は手書きだ。
ドアパネルには大きなヘコみがあるものの、ウェザリング塗装のおかげで全く目立たないから不思議だ。
インテリアも個性的な仕上がりだ。ラグジュアリー感を引き出すために、ダッシュボードやセンターパネルにはピンクの起毛クロスを張り込んでドレスアップ。助手席に設置されたサイドテーブルとブリッドのフルバケットシートのコントラストが強烈だ。
エンジンはノーマルだが、走行距離が10万km近いため、チューニングエンジンへの載せ換えを検討しているそうだ。
“サビサビさん”のニックネームで親しまれているというオーナーの稲葉浩志さん。18才で免許を取得後すぐにRX-8の前期タイプSを購入してこれが3台目。ちなみに「ロータリーエンジンには短距離移動はよくない」と聞いたことから普段乗り用として4台目のRX-8も保有しており、これまでの車歴も含めて全て前期のタイプSという生粋のRX-8前期タイプSマニアだ。(取材イベント:榛名セブンデイ)