ZC33Sスイスポはコスパ最強のハイフローターボで攻めるのが最適解!?

190馬力の快感パワーを手に入れろ!

チューニングパーツメーカーらしいアプローチ

パーツメーカーとして率先してスイストスポーツの可能性を追い続ける“トラスト”。現行型のZC33Sについても、早い段階からターボチューニングを行なっており、その完成度は熟成の域に達したと言っても良いだろう。

パワーチューニングの中核を成すのはGReddyブランドでラインアップするハイフロータービンキットだ。タービンを純正からTD03へと風量アップさせた上、吸排気系とハイパフォーマンスECUを組み合わせることで最大ブースト1.2キロ時に190psのパワーを引き出している。

このキットの魅力は、出力面はもちろんのこと信頼性が高い純正タービンと同じメーカーであることや、ノーマルハウジング仕様のために「完全ポン付け」が可能などメリットが非常に大きい。

そんなターボチューンの効果を100%引き出すために、純正バンパーに収まる最大限の太さと効率的なレイアウトを実現したメイン60φのコンフォートスポーツGTスラッシュVer.1マフラーを装備。性能だけでなく、心地良いエキゾーストサウンドも魅力のマフラーだ。

軽量かつハイパワーを生かした走りにはサスペンション性能も重要だ。デモカーは減衰力からスプリングレートまでテストを重ねたハイパフォーマンスダンパーを装備し、機械式LSDとのマッチングまで含めてワインディングでも回頭性が良く扱いやすい特性を作り上げている。

このホットチューンドをワインディングで試したDaiこと稲田大二郎は「2000rpm付近の低回転域から5500rpm以上まで全域で使えて、長い上り坂でも6速でグイグイ上がる。1トンを切る軽量ボディの恩恵も大きく、高めのエキゾースト音も気持ち良い。やはり走る楽しさから言えば、このレベルくらいのチューンドスイスポがホットハッチの典型だと断言して良いね」と絶賛。

開発を担当するトラスト渡部さん(取材時/2023年8月に退職)いわく「3世代目にしてターボ化されたスイスポですが、ハイフロータービンなどこれまでとは違ったチューニングアプローチで手軽にパワーアップが図れます。街乗りからワインディング、サーキットまで、これ1台でマルチに楽しめますよ」とのこと。

なお、このハイフロータービンはトラストから18万7000円で販売されており、専用ECU(11万円)もスタンバイ。ブーストパワーを楽しみたいZC33Sオーナーにとっては、非常に魅力的なパフォーマンスアップ手段と言えるだろう。

SPECIFICATIONS
■エンジン:(設定ブースト圧:1.2キロ):GReddyハイフロータービン、ハイパフォーマンスECU、エアインクスキット、コンフォートスポーツGTスラッシュVer.1、パイピングキット、インタークーラー、オイルクーラーキット ■ドライブトレイン:機械式1WAY LSD ■サスペンション:GReddyハイパフォーマンスダンパー(F6kg/mm R4kg/mm) ■ホイール:ボルクレーシングCE28(F8.5J×17+45 R7.5J×17+48) ■タイヤ:ポテンザRE-71R(F235/40R17 R215/45R17) ■インテリア:GReddyシリウスメーター、インフォタッチ/ブリッドGIASII ■エクステリア:GReddyフロントスカート、リヤウィングスポイラー カーボン他

●取材協力:トラスト TEL:0479-77-3000

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