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クルマ遊びを謳歌する男の物語
今ではヴェイルサイド公認のデモカー的存在に！
圧倒的な存在感を醸し出すオーバーフェンダー仕様のZN6型86。これだけやる気に溢れたチューンドとなると、乗り手も相当なカーガイ…かと思いきや、オーナーである“はまぐり”さんは、それまでスポーツカーにあまり興味がなく、そもそも運転することを楽しいと感じていなかったタイプというから驚かされる。
しかし、ある時、何か自分の生活に変化が欲しくなり、きっかけとして通勤車の乗り替えを決意する。そしてZN6ならば予算の範囲内で手に入れられることを知り、思い切って購入したそうだ。
購入後、すぐに“改造熱”が発症し、パワー不足を補うためのチューニングを敢行。通常なら吸排気系からECU…と段階的に進めていくのがセオリーだが、いきなりHKSのGT2スーパーチャージャーを投入して大幅な出力アップを果たしたそうだ。はまぐりさんの大胆果敢な性格が垣間見えるポイントと言える。
そこから86&BRZのイベントなどにも積極的に足を運ぶようになり、興味は次第にボディカスタムへと移っていく。そんな中、とある雑誌で見かけたボディキットに一目惚れする。ヴェイルサイドのオーバーフェンダーキットである。
即座に購入を決意したはまぐりさんは、「どうせなら…」と、ヴェイルサイド本社での取り付けを依頼。そのアクションが大きな転機となり、以降“ヴェイルサイド公認コンプリートカー”として、イベント等で同社ブースに愛車を並べてもらえるようになったという。
内装はセカンドステージ製のインテリアパネルでコーディネイト。赤みがかった独特のウッド調で、スポーティ＆プレミアム感を漂わせている。
“クルマが人生を変えた”と書くと大袈裟かもしれないが、ZN6の購入を境にはまぐりさんの生活が一変したのは紛れもない事実だ。好きではなかった運転も、「今ではドライブが趣味！とはっきり言えます。完全にクルマが中心。ドライブが好きになったことで、温泉巡りをしたり、ツーリングに参加したり。行動範囲が広がりましたね」と嬉しそうに話す。
今回、取材の現場となった箱根も、JTP（ジャパン峠プロジェクト）が主催するツーリング企画の一環で、各地の“峠ステッカー”を集めるのも、はまぐりさん流ドライブの楽しみ方のひとつとなっている。
自分を変えるために選んだスポーツカーがきっかけとなり、想定以上にライフスタイルが激変したはまぐりさん。その表情には充実感を滲ませていた。
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