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軽量&高剛性を突き詰めたSSRの人気シリーズ!
スポーツホイールながらもリーズナブルな価格
熱間鍛圧でリムを伸ばして剛性と軽さに結びつけるFFT-R製法を用い、鍛造ホイールに匹敵するパフォーマンスが与えられるSSRのGTXシリーズ。ここで紹介する2021年デビューのGTX04は、スポーツホイールの根本となる軽さへ拘ってシリーズ最軽量に仕上げられた一本だ。
設計にはレーシングホイール開発と同じ手法で、デジタル解析ソフトを駆使。ハブ周りやスポークの付け根など、走行中にかかるストレスをプログラム上で再現し、そのストレスを分散解消できる最適な設計が行われている。
リムは進化したフローフォーミング技術(回転させながらローラーで熱間鍛圧加工する)により、鍛造レベルの強度と剛性を生み出している。
ディスクはシャープな2×6デザインだが、スポーク部は裏面のわずかな駄肉までも肉抜き処理を徹底。解析で剛性確保に要求されていた断面積は、ショットピーニング処理でスポーク裏の表面を鍛え上げることにより、13%削減を果たしている。
センターパートからリムフランジまでを最短距離で結ぶスリムスポークは、フランジ部でリブを構成して剛性アップ。なお、フェイスはセミコンケイブ、コンケイブ、スーパーコンケイブの3タイプが用意されている。
わずかな重量増さえも許さず、センターキャップはオプション化してハブの厚みを抑制。ナットホールへ食い込むように小径化されたセンターパートは、軽さだけでなく足長感の強調にも繋がっていく。
「GTX04は軽さを追求して、重量に影響するスポークを中心に各パートのシェイプアップに取り組みました。サイズによって重量は異なりますが、18インチの10.5Jプラス15では、GTX01の10.72キロに対して8.95キロといった軽さです。もちろん、タイムアタックやドリフトなどの極限ステージでも安心して使える剛性は確保しています」とは、タナベ・マーケティング部の土居さん。
ハイパフォーマンスなチューンドの足元を支える逞しさをしっかり備えながら、優れた運動性能を引き出す軽さを徹底して突き詰めたGTX04。研ぎ澄まされた軽量性から放たれる繊細な造形美は、静動を問わず高い満足度をもたらしてくれるはずだ。
製品仕様
SSR GTX04
16×5.0J〜16×6.5J:3万8500円〜4万1800円
17×7.0J〜17×9.0J:4万9500円〜5万3900円
18×7.5J〜18×10.5J:5万5000円〜6万1600円
19×8.5J〜18×10.5J:6万4900円〜6万9300円
●問い合わせ:タナベ TEL:072-728-6700
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タナベ
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