「ボルクレーシング TE37とGT-Rの数奇な関係」最強の鍛造1ピースに課せられた使命とは?

TE37、このホイールの進化は常にGT-Rと共にある

強大なパワーを受け止める鍛造1ピースの頂点

1993年、『ボルクレーシング デイトナ』でスタートを切ったレイズの市販用鍛造1ピースホイールの歴史。1995年には、デイトナをベースに軽さに特化したモデル『ツーリングレボリューション』を発表する。『TE37』はその翌年、1996年にツーリングレボリューションの発展型としてリリースされた超ライトウエイトモデルだ。

【ガレージ伊藤BNR34】ホイール:VOLK RACING TE37SL(FR11.0J✕18+18)/タイヤ:ADVAN A050(FR295/35ZR18)

15インチの6.5Jで、重量はわずか3.7kg。鍛造ならではの優れた強度や剛性が注目され、まずはチューニングが限定的なジムカーナ競技で人気を集めた。そして、その高い戦闘力は瞬く間にチューニング界へと波及。第二世代GT-Rを筆頭に、ハイパーチューンド向けのサイズも早々に追加された。

【フェニックスパワーR35】ホイール:VOLK RACING TE37 ULTRA TRACK EDITION II(FR12.0J✕20+25)/タイヤ:HOOSIER SPORTS CAR DOT RADIAL(FR335/25ZR20)

以降、6本スポークのアイデンティティを変えることなくアップデートを繰り返したTE37。SL、SAGA、そしてULTRA。その進化は常に市販車最高性能を誇るGT-Rと共にあった。

走りに特化したサイズ設定で登場したTE37SL。最新の剛性解析技術を用い、11J✕18では従来モデルよりもさらに400グラムの軽量化を実現。ダイヤモンドカットによる精悍な顔付きも特徴だ。
R35をターゲットに開発されたTE37 ULTRAの進化モデル。最大の特徴は、強度を保ちつつ、オリジナルよりも260グラムも軽量化されている点。スポーク股部のヒダが妥協のない技術を物語る。

「切っても切れない。それがGT-RとTE37の関係です。軽さも強さも。このホイールの性能は、いつの時代も走りの最高峰にあるGT-Rユーザーの思いに応えるために進化させてきました。言い換えれば、TE37の性能はGT-Rの進化によって育まれたもの」と、ボルクレーシング開発陣は語る。

TE37のアイデンティティとなる6本スポーク。均等配置される正三角形の開口部が、高い応力分散性を発揮する。この理想の形状を軸に、TE37は軽さと強さ、そしてデザイン性に磨きをかけ続けている。

TE37が、他の軽量ホイールに先駆けて強度や剛性に力点を置き始めたのも、強大化するGT-Rのパワーと車重、そして4WDのトラクションを意識してのこと。GT-Rと最も深い関係にあるホイール『TE37』。だからこそGT-Rチューナーの多くがこのホイールを選ぶのだ。

●問い合わせ:レイズ TEL:06-6787-1110

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レイズ
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