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スパルタンなストリートGT仕様!
軽量化のためにエアコン&オーディオも撤去
フルエアロ+大径アルミホイールという仕様の愛車に満足していたオーナーだったが、ある日エンジンの隅々まで手の入ったS15シルビア乗りと知り合い、その圧倒的な速さに感動。以降、学生の身でありながらもパワーチューニングに没頭し、“ガレージマック”の手を借りながら、気がつけばここまでの仕様に辿り着いていたそうだ。
心臓部のSR20DETは、メタルヘッドガスケットとHKSのステップ2カムシャフト(IN&EX264度)を投入した上で、GT2835Rタービンをマッチング。そこに、トラストの大容量サージタンクや中置きインタークーラーなどを組み合わせることで、最大ブースト圧1.3キロ時にハイレスポンスな480psを発揮させている。
ミッションは出力向上に合わせてニスモの強化6速を投入。センターコンソールはカーボンパネルで作り直し、電子パーツやスイッチなどを集めて設置している。
室内のメイキングはタイムアタック仕様そのもの。ちなみに、アンダーコート剥がしや内装のウレタン塗装などはオーナー自らのDIYによるもの。サーキット仕様と割り切って、エアコンやオーディオなどは軽量化を目的に取り払っているが「エアコンを取ったことは直後の真夏に後悔しましたよ」と、笑いながら話してくれた。
シートはドライバーズ&ナビ共にブリッドのZETAIIIを投入。その周囲をサイトウロールケージのサイドバー付きロールケージが覆い尽くす。
足回りはHKSのハイパーマックスD-NOBスペックを軸にセットアップ。車高がかなり下げられているため、フェンダー内のハーネスは移設してトラブルを防止。アッパーマウントはキャスター/キャンバー調整が可能なタイプを使い、アライメントの調整幅を広げている。ブレーキはフロントがBCNR33用、リヤがBNR34のブレンボだ。
そしてエクステリアは、ガレージマックのフルエアロで統一。フロントはタイプ5、リヤはタイプ2バンパーに専用カナードを追加している。さらに、ワイドボディキットはサイドステップにカーボンプレートを加え、整流効果をアップ。カラーリングのブルーメタリックは他車用の純正色だが、カーボンパーツとのマッチングやバランスも良くオーナーもお気に入りの様子。
富士スピードウェイ仕様として進化を続けるS15シルビア。オーナーとガレージマックの二人三脚はまだまだ終わらない。(OPTION2誌2014年12月号より)
●取材協力:ガレージマック 長野県長野市青木島町青木島乙276 TEL:026-254-7333
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