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FA20をオーバーホールするより高コスパ!?
車検取得まで含め約190万円で完結するチューニングメニュー!
2.4L化された心臓部やボディ剛性の引き上げなど、一世代差とは思えないほどの進化を果たしてきたZN8&ZD8。
少しでもポテンシャルの差を埋めようと、ZN6へのFA24スワップにチューナー達が取りかかる中、敢えてECUやハーネスなどの変更が必須とされるZN6前期を使って「前期制御のままでOK」なスワップメニューの開発に挑んできたのが“オートクラフト”だ。
「エンジンだけでなく、ハーネスやECUまで揃えてZN6前期にFA24を換装すれば、それだけで軽く200万円オーバー。FA24スワップは、オーバーホール時期を迎えている前期ユーザーにとって絶好の大型アップデートメニューとなるはずなのに、価格の壁が立ちはだかってしまう。そこで、コスパに優れたメニューを実現するために、前期制御のままでのFA24スワップに取り組みました」とは、オートクラフト白髭代表。
ZN8と近しい制御の中期・後期ならともかく、点火時期制御に欠かせないクランク角センサー方式が大きく異なるZN6前期で、ハーネスやECUそのままにFA24を換装するのは無理難題だと思われていた。しかし、オートクラフトはピックアッププレート移設というアイディア技を繰り出して、最大の難関を見事攻略。AVCSやセンサー移植、ハーネス加工なども加えて、前期ECU制御×FA24を実現したのだ。
なお、開発車両は排気系にHKSのスーパーマニフォールド+キャタライザーRスペック+90φワンオフチタンマフラーという組み合わせ。「音量抑制バルブの解放でも抜けすぎという印象は一切なかった」とのことからも、FA24のポテンシャルの高さが分かる。
ダイナパックを使ったパワーチェックでは、吸排気&ECUチューンによって231.8ps&28.2kgmを発生。前期ECUのままでもFA24のポテンシャルが全域で引き出せるため、仕様によってはフットワークのリセッティングやボディ補強などの必要性を痛感するはずだ。
なお、気になるスワップ価格は、FA24の新品エンジンや各種加工や脱着工賃まで含めて約160万円。FA24のポテンシャルを発揮させるECUセッティングが約20万円、公認車検に必要な書類作成の約11万円まで加えるとトータル約191万円のメニューにはなるが、FA20とは比較にならないトルクフルさやタフなエンジン設計、将来的な過給機チューンでの拡張性まで考えると、コスパ上々の注目メニューと言える。
「最近エンジンがくたびれてきたかな」と感じているZN6/ZC6前期オーナーなら、オートクラフトが確立したFA24スワップを最有力候補に加えておこう。
●問い合わせ:オートクラフト京都 京都府京田辺市大住大峯1-7 TEL:0774-64-6466
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