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プロサクもメイキング次第で大化けするんです!
気の利いたオリジナルパーツを多数開発
JPSC(全日本プロボックス/サクシード選手権)への参戦も意欲的にこなしている“ウォーカージャパン”。古くからジムカーナを始めとしたモータースポーツに参戦&サポートを続けることで知られる同社は、プロボックス&サクシード専用ブランド「アレスト」を立ち上げ、本気の体制で挑んでいる。
「アレスト」ブランドは、機能系のパフォーマンスパーツとしてサスペンションや強化ブッシュ、マフラー等がラインアップされ、インテリア関係では独自素材の防水&ノンスリップフロア&ラゲッジマットを商品化するなど、トータルチューニングが可能なほど多彩な商品アイテムを誇っている。
とくにマフラーは、車高を下げることを前提としたレイアウトで製作されているのがポイント。車高を落としてノーマルの腰高感を払拭したいと思っても、マフラーと路面が干渉して車高を下げきれない。そこでマフラーの位置を、フロントパイプやセンターパイプからフロア側に上げることで地上高を確保しているのだ。
デモカーの心臓部は、吸排気に手を入れたライトチューンスペックに留めているが、ヴィッツ用ギヤでミッションをクロス化。ノーマルとは比べ物にならないほどの加速フィールを手にしている。
足回りはブッシュを強化品に変更した上で、オリジナルの車高調(F12kg/mm R10kg/mm)を投入。理想の車高設定と走りのポテンシャルを両立させるために調整式のラテラルロッドも追加し、車高ダウンによるジオメトリー変化もしっかりと補正済みだ。
エクステリアは、アレストブランドからリリースされるエアロパーツで武装。営業車ベースとは思えないほど迫力のスタイリングを構築している。
室内にはオリジナルの防水&ノンスリップフロアマットが敷かれ、確実なペダル操作をサポート。同様の素材を使用したラゲッジマットもラインナップしているため、トータルコーディネイトが可能だ。
たとえ営業車ベースであろうとも磨けば光る。プロボックス&サクシードを覚醒させるなら、ウォーカージャパンの技術力は頼れる存在と言えるだろう。
SPECIFICATIONS
■エンジン:ブリッツ/アレストフロントパイプ(スポーツ触媒付き)、リヤピースマフラー ■駆動系:ATS カーボンLSD/純正クロス/TRDクラッチ ■足回り:アレストスポーツ車高調、スプリング(F12k/R10k)、ウレタンブッシュ ■ブレーキ:ウインマックスフロントパッド、リヤシュー ■内装:ブリッドディーゴIIライト/スタックタコメーター ■外装:アレストフロントスポイラー、サイドステップ、リヤアンダースポイラー、リヤウイング ■ホイール&タイヤ:ウエッズ/ポテンザRE71R(195/55R15) ■その他:ボディ補強、強化エンジンマウント
●取材協力:ウォーカージャパン TEL:052-911-9422