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パンデムのフルボディキットで武装した滑走ワンエイティ
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勝つために2JZ-GTE化を決意!?
今回紹介する180SXは、ウェブオプションの連載コラムでお馴染みの女性ドリフトドライバー『粟野如月』選手の相棒。パンデム最新のボディキットでフル武装した競技ドリフトスペックだ。
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心臓部は1JZ-GTEで、意外なことに腰下からヘッドまでフルノーマル。そこにパルサーターボのG30-770タービンを組み合わせて500psを絞り出している。制御はF-CON Vプロだ。
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足回りは、JUST ENGINEERINGのアングルキットを軸にセットアップ。車高調はイエロースピードレーシング製で、スプリングレートはフロント12kg/mm、リヤ5kg/mmが基準値となる。
また、切れ角アップ時に起こりやすい逆関節症状(タイロッドとナックルが一直線になってステアリングが戻らなくなる現象)を抑えるために、ステアリングラックはフロント側にオフセット。これもJUST ENGINEERINGのキットを使っている。
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リヤのアーム類も全てJUST ENGINEERINGの調整式に変更済み。駆動系は、OS技研のR3Cクラッチ→OS技研のFR-5シーケンシャルドグ→GT-R純正ペラシャ→R200デフ(スーパーロックLSD)→GT-Rドラシャというレイアウトだ。
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ブレーキはJBTのキットを導入。フロントが4ポットキャリパー+330mmローター、リアが油圧サイド対応の2WAYタイプ(4ポット)キャリパー+355mmローターという組み合わせ。
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ホイールはワークエモーションのZR10(17×9.0J+15 18×9.5J−12)で、タイヤにはドリフトスター(F235/40R17 R265/35R18)をマッチング。
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エクステリアは、TRA京都の三浦慶代表が手掛けたフルボディキット『PANDEM V3 180-240SX』でコンプリート。ネオクラと先進性が共存する独創的なデザインは美しいの一言だ。
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ドアサイドに描かれている女性(助手席側)とウサギ(運転席側)は、2023年からスポンサーについた「ミスティーノFREE」という無料オンラインカジノのマスコットキャラ。3000種類以上のゲームが楽しめるというから恐れ入る。また、無料では物足りないという人に向けた“カジコン”というサイトも用意されており、こちらからミスティーノ(有料版)に登録すると、最大15万円の入金ボーナスが手に入るそうだ。
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室内はシンプルなメイキング。ポジションはブリッドのジータIV ヴェリアとT&Eのステアリングで最適化。シフトレバー横に確認できるシルバーのレバーは油圧サイドブレーキ用だ。
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「今のままではパワーが足りないので、オフシーズン中に2JZ-GTE化して700psオーバーを狙っていく予定です! 2024年は勝負の年だと思っているので、頑張りますよ!」とは粟野選手。
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群雄割拠のD1ライツシリーズで勝ち上がるために、過去最大級のモディファイを決意した粟野選手。来シーズンの走りに期待大だ。
PHOTO:山本大介