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40項目にも及ぶ総点検でマシンコンディションをチェック!
定期的な受診もしやすいリーズナブルな価格設定
創業から長きに渡り、ホンダ車のスペシャリストとしてオーナーの信頼を集めてきた“ホンダツインカム”。永く愛車に乗り続けてもらいたいという思いから「安心総点検」を展開している。
このメニューは、ホンダ車を知り尽くした熟練メカが、エンジンから下回り、足回りに至るまでじっくりチェックするもの。その点検項目は40箇所に及び、車種ごとの弱点まで含めてくまなく確認。現状のコンディションを把握した上で、必要なメンテナンスや効果的な対策法を指南してくれる。
劣化が進んでいるパーツが明らかになるのでトラブル予防になるし、今後のチューニングプランも立てやすくなる。「最近、中古車を買った」「走行距離が10万kmを超えた」など、愛車の状態に不安がある人はもちろん、サーキット走行前など定期的に点検を受けにくる常連もいるとか。
注目したいのが、その費用。30分〜1時間じっくり総点検してくれるこのプランは3300円という手軽さ。しかも、実走チェックまで含まれるのだ。
今回はテストとしてS2000で安心総点検を実施。この安心総点検では、車検整備+αとなる独自の点検項目を用意し、点検後はクルマの状態を記したチェックシートが手渡される。S2000では、タイロッドエンドブーツ損傷やリヤアッパーブッシュ&トーコンブッシュの劣化、補機ベルトの傷みなどが記載された。
最近増えているのが、ブレーキ関連のトラブル。パッドが正常に組み付けられていなかったり、キャリパーのピストンシール劣化などにより、パッドが片減りしているケースも多いそうだ。
タイロッドエンドのブーツが破れると、内部のグリスが溶け出してしまう。また、ハブやキャリパーの状態もチェック。とくにS2000はリヤハブにガタが出やすいので要注意とのこと。
S2000はブッシュの数が多いため負担は少ないが、それでも交換時期を迎えている個体は多い。リフレッシュする際に、ホンダツインカムがお勧めするのは無限の強化ブッシュだ。
エンジンやデフのマウントもチェック。デフマウントはすぐり(穴)が変形しているケースも多い。交換後は振動が減り、車体がしっかりと前に進むようになる。
オルタネーターやテンショナー、ベルト類も定期交換が必要。10年10万kmがおよその目安。エンジンブローに直結するラジエター関係もホンダツインカムでは入念にチェックする。
イリジウムだから大丈夫と意外に疎かにされがちなプラグ。先端が丸まっていると燃焼に悪影響を及ぼす。点検には追加料金が必要だが依頼したいパートだ。
S2000を筆頭に、黄金期のホンダスポーツは確実に経年劣化が進んでいる。我々が人間ドックを受けるのと同じように、クルマの状態を把握してメカニカルトラブルを未然に防ぐことは重要。愛車のコンディションが少しでも気になるホンダ乗りは、迷わずホンダツインカムに連絡するべきだ。
●取材協力:ホンダツインカム杉並店 東京都杉並区成田西2-21-18 TEL:03-5347-7001
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ホンダツインカム
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