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最高速アタックに挑むRZ34に新展開
海外デザイナー&ムーンテックコラボのM3も見逃すな!
話題の新型アルヴェルやレクサスLMには目もくれず、スポーツカーベースのチューニング路線を貫く“トラスト”。まずは同社のパーツ開発車両兼最高速アタックマシンのRZ34だ。
「パイピングレイアウトやエアフロ装着位置に苦労しましたが、TD05H-18Gを使ったタービンキットが形になりました。まだ燃料系がノーマルの状態で最大ブースト圧1.35キロ時に567ps&71.9kgmを確認してます。タービンの性能を引き出すため、燃料系のキャパシティアップキットも開発中です」と担当の米庄さん。
冷却系は、純正の水冷式に代えて空冷式タイプ前置きインタークーラーを装着。スペース確保のためリーンホースが作り直され、衝突安全ブレーキ用のソナーも移設される。インタークーラーの空冷化に伴い、純正ECUで問題なく制御できるかなどのチェックも実施。会場ではタービンやパイピングのレイアウトが分かるように単体展示も予定されている。
テスト中のためウエストゲートパイプは大気開放となっているが、製品版ではエキゾーストパイプへの戻しタイプに変更される。ちなみにTD05H-18Gは廃盤扱いだったが、これを機に復刻させる予定だ。
一方、海外でチューニングベースとして人気のBMW M3(E36)も出展車両として製作中。「世界に名が知られるイギリス人ビークルデザイナーのカイザ氏、ムーンテックさんとのコラボになります。ウチはエンジンチューン担当で3.2L直6のターボ化を行いますよ」とのこと。
ベース車両は3.2LモデルのM3C。エンジンはS50B32型になる。「ワンオフエキマニを介してTD06SH-25Gタービンを組み合わせる予定です」と開発担当の奥崎さん。トラストは老舗の新しい取り組みをアピールしつつ、GReddyブランドをより一層世界に広めていくためのアプローチを展開予定だ。
●取材協力:トラスト TEL:0479-77-3000
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