【粟野如月コラム】「まさに度胸と根性修行の旅!?」マレーシアDrift大会にひとりで参戦してきました！ 【KISA’s DRIFT LIFE vol.108】

人生初マレーシアはドリフト一人旅！

現地のヴェロッサをお借りして大会に参戦してきました！

2023年12月9日＆10日に、マレーシアのクアラルンプールで「Drift Kings Asia ラウンド2＆3」が開催されました。前回のコラムで紹介した韓国での大会から続く、Drift Kingsのアジアシリーズ最終ラウンドです。

韓国戦の直後に行くことが決まったマレーシアラウンド。しかし、出発の4日前にマネージャーやスポッターを担当してくれている私の夫“ゆうぼう”くんが、急遽家庭の事情で同行不可に！ 普段、日本でさえ一人で走りに行く機会はない私なのでかなり迷いましたが、“ピンチはチャンスなのかもしれない!? これも経験だ！”と思い、一人でマレーシアへ行くことを決めました。

とはいうものの、スケジュールがヤバかった！ 木曜日の深夜便で日本を出発し、金曜日早朝にクアラルンプール着。そこからサーキットへ向かい、一日練習走行。そして土日2ラウンドの大会を走り、走り終わったらそのまま空港へ。日曜日の深夜便に乗り、月曜日の朝日本に帰国。2泊5日の弾丸スケジュールです。今、思い出すだけでも震えてきますね…。

走行マシンは、今回の主催者であり過去にD1GPへの参戦経験もある“ブルザイ”からヴェロッサをお借りしました。JZX110に乗るのは今回が初めて！ 普段、ドリフトタクシーとしてイベントなどで使われている車両だそうです。

当然、メカニックの皆さまは現地の方なので、やはり一番の問題は言葉の壁です。さらに、毎日30度以上あるマレーシア。走りのことも言葉のことも、毎日というより“毎秒”頭はパンク状態。そして突然大スコールに襲われたりと、休む暇もなく色んなことが起きました！

レースでは、土日とも無事に予選を通過してベスト32へ進出するも、マシンスペックの差が厳しく、土曜日はベスト32で敗退。日曜日はベスト16で終了となりました！

ちなみに、移動などは主催者や審査員のメンバーに同行させていただきましたが、他にも先日韓国でお会いした韓国チームや現地チームの方々に大変お世話になりました。今回、誰も日本人がいない中で不安も沢山ありましたが、やはりこの経験で得たものは他では得ることのできない、かけがえのないものだと思います。

ピンチがピンチで終わるのか、チャンスに変えられるかは自分次第！挑戦を忘れてはいけないと改めて感じた大会でした。

ブルザイを始め、マレーシアでお世話になった皆さん、素敵なチャンスをいただき本当にありがとうございます！この経験を今後に活かしていきたいですね。そしてまた、マレーシアで走れる日が来るように日々頑張っていきたいです。大会の模様はYouTubeにもアップしているので、ぜひそちらも見てくださいね！

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