「GR86＆BRZ用極上サスペンション堂々完成！」ライトチューンで筑波1分3秒を達成したパッケージの極意

公開日 2024/01/25
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著者 weboption

レーシングドライバー木下みつひろ選手監修！

極上のA PIT東雲オリジナルサスペンション発売

A PITオートバックス東雲とスーパーオートバックス浜松が、チューニングパーツメーカーHKSとレーシングドライバー木下みつひろ選手とタッグを結成して進めているパーツ開発プロジェクト「HKS GATE SPEC」。

このプロジェクトで進められているオリジナル車高調開発の最終テストが、REVSPEED誌開催の「筑波スーパーバトル2023」にて行われた。

以前はガンメタ仕様だったデモカーは、マジョーラ系マットカラーでフルラッピングされ、HKSのボディキットタイプSを新たに装着。さらにこれまで装着していたHKSスーパーチャージャーキットを取り外してNAに回帰。よりユーザーライクなチューニングカーを目指してリセッティングを施してきたという。

そして注目のサスペンションが、この「ハイパーマックスGATEスペック」。コンセプトとしては、ストリートをメインとしながらも、スポーツ走行にも対応した理想的なサスペンションを目指したスペックとなる。

ベースとなるのはHKSのストリート向け車高調「ハイパーマックスS」で、基本的な仕様は踏襲しつつも使用するシムやオイルなどを変更。よりベストな減衰性能を求めてストリートやサーキットでテストを繰り返してきた。スプリングレートはフロントが5kg/mmでリヤが6.5kg/mmとなる。メーカー、ドライバー、ショップが三位一体となって開発に取り組んできた逸品というわけだ。

サスペンション以外の詳細スペックを見ていく。機関系はインテークにHKSのコールドエアインテークフルキット、エキゾーストにHKS製エキマニとサードのTi-Zフルチタンマフラーを投入したライトチューンとなる。

ホイールは鍛造1ピースのTWS RS317オリジナルバージョン。このブロンズカラーはA PITオートバックスでしかオーダーできないアイテムだ。軽量のチタンナットもオリジナルアイテムとなる。

ブレーキはエンドレス製でフロントが6ポットライト、リヤが4ポットのS4Rという構成。確実な制動力とサーキット周回に耐えうるブレーキ容量を実現している。

運転席に装着されたシートは、ブリッドジータ4ベースの200脚限定モデル（10万4500円）。好評につき6代目となったオートバックス専売商品で、レッドのダブルステッチ、シルバーのBRIDEロゴ刺繍がスペシャル仕様。ベースのジータ4（12万3200円〜）よりリーズナブルな価格も大きな魅力だ。

ダックテールはA PITオートバックス東雲が展開するオリジナルブランドである“EastCloud”のアイテム。テールランプはヴァレンティ製をベースに、一部のレンズ色をスモーク仕様にしたA PITオリジナルバージョンだ。

タイヤはRE-71RS（FR255/35−18）を1セットだけを持ち込んでの一発チャレンジだったが、“1分3秒台”という木下氏が掲げるターゲットタイムはクリア。その乗りやすさとコントロール性の高さに太鼓判を押した。

「今日は新品タイヤでの短いアタックだったけど、以前テストした中古タイヤ（中古RE-71RSで1分3秒6）装着とほぼ変わらないタイムというのは良い結果だと思います。このサスペンションは開発チームが一丸となって製品開発に取り組んだもの。自分としては減衰力の特性に拘っていて、何度も仕様を変えてはテストしました」とは木下選手。