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人気6気筒エンジンユーザーが語る実情とは!
ドリフト派を中心に、様々なお客さんが集う埼玉県の“カープロデュースリンク”。そのオーナーマシンの多くが直6エンジン搭載車で、1JZやRB25を搭載したベース車で楽しんでいる人が多いという。それぞれチューンドベースとしてどんな魅力があるのか? 4人のオーナーに話を聞いた。
C35ローレル(RB25DET搭載)
免許を取って以来、C35ローレル一筋の川合さん。1台目は富士スピードウェイのドリフト走行会で横転させて廃車。その日のうちに2台目となるこのC35を購入したというから、惚れ込みぶりは半端ではない。大人っぽく落ち着いた車格やデザインがお気に入りのポイントだとか。
RB25DETエンジンは流用パーツの豊富さが魅力。RB26DETT用の6連スロットルを移植し、軽快な吹け上がりを手に入れている。制御はF-CON Vプロで、ナプレックのハイレスポンスキットも導入済みだ。
そこにTD06-20RXタービンや東名ポンカムを組み合わせて、最大ブースト圧1.3キロ時に480psを発揮。ただし、RB25後期のNEO6はアルミピストンのため、あまり回し過ぎると壊れるので要注意とのこと。
落ち着いた雰囲気の内装も川合さんのお気に入り。足回りは基本的にはシルビアと同じため流用し放題で、万が一トラブルがあっても修理で困る心配も少ないそうだ。
JZX110マークII(1JZ-GTE搭載)
さりげなくフェンダーを叩き出した岡田さんのJZX110。ドリフト中にリヤ周りをクラッシュさせてしまい、それを機に大規模なモディファイに着手したという。
鈑金修理に合わせてフェンダーの拡幅を行い、さらにサンルーフ付き車からルーフパネル一式を丸ごと移植。念願のサンルーフ仕様へと変貌を遂げたのだ。
とにかく頑丈さが魅力の1JZ-GTE。エンジン本体ノーマルのまま、プレミアムジャパンのデルタタービンを装着し450psを発生させる。マネージメントには、電子制御スロットルのコントロールも可能なF-CON VプロのVer4.1を使い、ハイレスポンスなパワーフィールを作り上げている。
「1JZの良さは、とにかく頑丈なところ。さらに、JZX110はボディが大きいので迫力のあるドリフトが繰り出せるし、荷物も沢山積めます。最高ですよ」とオーナーの岡田さん。街乗りも普通にこなせてドリフトも全開で楽しめる、正真正銘のオールラウンダーというわけだ。
JZX110マークII(1JZ-GTE搭載)
このJZX110のオーナーは、何と中学3年生の金久保成那さん。何を隠そう、今回の取材の舞台であるカープロデュースリンク金久保代表のご子息だ。小学5年生の頃にクルマの運転を覚えて、中学3年生にしてドリフトを完全にマスター。もちろん免許はないので、練習できるのはクローズドコースのみ。2ヵ月に1度のペースでサーキットへと出向き、腕を磨いているそうだ。
砲弾型マフラーはリンクのオリジナル。サウンドが非常に良く、シャコタン対応の擦りづらい設計となっているのも大きな魅力とのこと。
エンジンは約420㎰を発揮するGT3037Sタービン仕様。KOYOラジエーターやHPIオイルクーラーも装備し、高負荷走行を続けても決して音を上げない環境を構築している。
「お父さんの影響でドリフトを始めました。1JZは下のトルクがあるし速い。頑丈なのも良いところだと思います」と成那さん。今後の成長も楽しみだ。
JZX110ヴェロッサ(1JZ-GTE搭載)
他人と被らないスタイルに魅かれて5〜6年前にヴェロッサを購入し、ドリフトを楽しんでいる小津さん。購入時点でフルタービン仕様だったが、吹け上がりがイマイチだったためリンクでECUのリセッティングに着手。本来の速さを取り戻した。現状のピークパワーは約480ps。トルクフルで扱いやすく、非常に満足しているそうだ。
ドリフト、グリップ問わず走り屋ライフをバックアップ
黄色い建屋が目印のカープロデュースリンク。街乗りメインの人から本気のドリフト指向のユーザーまで様々なクルマ好きが集まる、笑いが絶えないフレンドリーなプロショップだ。
オイル交換や車検からエンジン&ミッション換装までフレキシブルにこなす同ショップだが、近年チカラを注いでいるのがフットワークチューン。
非接触型の最新アライメントテスターを備え、豊富なノウハウを活かして理想の走りを実現してくれる。測定、調整料金は1万4300円という手頃なプライスも嬉しいポイントだ。
●問い合わせ:カープロデュース リンク 埼玉県南埼玉郡宮代町須賀1142-5 TEL:0480-53-9814
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