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FAT FIVE LANDをJZA80が埋め尽くす!
2023年12月の中旬に、D1GPドライバー“斎藤太吾”選手が運営する埼玉県のFAT FIVE LANDで開催されたJZA80スープラ生誕30周年記念ミーティング。開催したのは80スープラを愛する有志たちで、会場には80台ものチューンドが集結した。今回はそんな会場に集まったJZA80スープラの中から、特に目を引いたマシンをピックアップして紹介していく。
オーディオマニア拘りの作り込み!
OWNER:りつとさん
JZA80スープラから100系チェイサーに乗り替えるも、やはりセダンよりもクーペが好きだったことを再確認。そんなこんなで、スープラへ出戻りを果たして7年が経つという“りつと”さん。2代目の愛車は、ドゥーラックのフルエアロをシンプルにまとめ上げたエクステリアが特徴的だ。
とくに拘ったのが、フロントバンパーからフェンダーアーチにかけてのライン。純正フェンダーと組み合わせるとどうしてもデザイン的に違和感が出るため、少しフラットな形状に加工しているという。ボンネットもドゥーラック製を導入しているが、ダクトとウォッシャーをスムージングするなど、こちらも手を入れている。
ブレーキキャリパーは定番のレクサス流用で、ローターに2ピースでベルハウジングのデザインが個性的なマークX GRMN用を使っているのがポイント。ホイールは前後18インチで10Jプラス35のアドバンレーシングGTだ。
「荷室スペースが潰れてしまうけど、不便さに勝る音がある!」と導入されたのがカスタムオーディオ。リヤウインドウ越しに存在をアピールする、逆付けの2連サブウーファーが圧巻だ。これらは、ロックフォードの30センチユニットを使い、名門“サウンドプロ”で内張りからワンオフ製作したという。
インテリアはゼフィール工房にてメーターパネルをブルーLED化し、デフィのBFシリーズとともに統一感あるコックピットを構築。ATの操作はパドルシフト化されている。
NOSを活かしたインテリアを構築!?
OWNER:kodaiさん
NOSのドライショットシステムを備えたチューンドスープラを2020年に購入した“kodai”さん。この車両のチャームポイントは、ずばりトランクルームだ。NOSタンクとダイヤモンドオーディオを組み合わせた、魅せ要素抜群の空間を構築しているのである。手掛けたのは“サウンドプロ”とのこと。
チューンドらしく、助手席ダッシュには3連メーター(水温、油温、油圧)やEVC等をスマートにインストール。60φのTRDメーターは入手に相当苦労したそうだ。
ボディカスタムも余念なく、バリスのソリッドジョーカー(フロント&サイド)を軸にシンプルかつクリーンなシルエットを創出。ボディカラーはレクサス純正のホワイトノーヴァガラスフレークだ。
今後はモアパワーを求めてチューニングを進めていくそうだから、さらなる進化に期待したい。
戦闘力アップのためにタービンキットを準備中!
OWNER:大村さん
ブーストアップ仕様のまま、ブレーキとサスチューンでグリップやドリフトを楽しんできたという大村さん。セーフティ21のロールケージやレクサスLS流用の大径キャリパーはボディ同色でリペイントし、レーシーなイメージを構築した。
フロント、サイド、リヤはリドックスのフルエアロ、フロントフェンダーはマックスレーシング製を組み合わせる。ホイールはアドバンレーシングRG3の18インチで、サイズはフロント10.5Jプラス25、リヤ10.5Jプラス15だ。
スープラ歴は15年に達する大村さんだが、いよいよタービン交換に踏み切ることを決意。すでにパーツも届き、ショップの作業順番待ちというワクワクが止まらない状態だ。
目指すは大人のストリート仕様
OWNER:れたさん
2020年に購入したという“れた”さんの中期RZ。コンディション重視で探したため、理想的な個体と出会うまでには想像以上の時間と労力が必要だったそうだ。
エンジンは、HPIのインタークーラーやR1チタンのフルチタンエキゾーストを組み込んだブーストアップ仕様となる。
メーターパネルはゼフィール工房による青色LED打ち換え。外から見てもスッキリした印象となるよう、追加メーターはマルチな情報表示が可能なデフィのアドバンスZDをチョイスしている。
大人の雰囲気を求めて選んだガンメタのボディには、カラーマッチングを重視して限定モデルのボルクレーシングTE37VSL(9.5J×18+15)をセレクト。ゆくゆくはTRD製ウイングをセットし、スタイリングのアップデートを図りたいとのことだ。
PHOTO&REPORT:長谷川実路