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1G-GTのAT仕様からMT換装を経て、1JZ-GT+MT仕様へと辿り着く!
部品供給の悩みから開放された快速仕様の20ソアラ
「前に乗ってたGZ20を事故で全損にしちゃいまして、部品取り車として買ったこの2台目に乗ることになったんです」と語るオーナー。
元々、2.0L直6ツインターボの1G-GTを搭載するAT仕様だったが、「生涯20ソアラに乗り続ける」ために、耐久性が低くパーツも少ない純正仕様に見切りを付け、各部のモディファイを開始したそうだ。
心臓部は、JZA70後期用フロントサスメンバーを使って1JZ-GTEを換装。本体はノーマルだが、吸排気チューンのブーストアップ仕様で最大ブースト圧0.9キロ時に300psを発揮する。
ちなみに、エアクリはHKSパワーフローでパイピングはクスコ、インタークーラーはARC製だ。クーリング対策としてトラスト16段オイルクーラーも装着している。
足回りにはテインHA車高調が組まれ、フロントタナベ製、リヤarc製でスタビライザーを強化。ブレーキは、前後R32用キャリパーとJZA80用ローターで制動性能を高めている。
「オークションでパーツをかき集めた純正オプションのブルー内装が自慢です」とオーナーが語るインテリア。センターコンソールにオートゲージ水温/油温/油圧計が、メーターパネル左端にブリッツブースト計がそれぞれ装着される。
運転席はスパルココルサに交換。助手席は純正だが、80年代トヨタのスポーティモデルにはもれなく標準装備されていた8ウェイスポーツシート。これまたマニア垂涎のアイテムだ。
リヤスポイラーは、80年代を代表するエアロメーカーといっても過言ではないオートピスタ製をインストール。以前はリヤアンダーも装着してたそうだが「ぶつけてバキバキに割れたんで売っちゃいました…」とのこと。
1JZ-GTを搭載した20ソアラってことでJZZ20…そんなシャレの効いたバッジだけでなく、ハーフクリアテールランプもオーナーの自作だ。
3.0Lモデルに対して、サイドモールの張り出し量が少ない2.0Lモデル。ホイールはフロント8.0J、リヤ9.0JのPIAAロッツァでオフセットはともにプラス38。ただし、フロントはR32用キャリパーを逃がすため、フェンダーを片側10mmずつ叩き出し、18mmスペーサーを追加している。
当時のスタイルを残しながら進化を続けるGZ20。これからもオーナーと共に、車齢を重ねていくだろう。
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