「ほとばしる学生魂」ホンダビートでフォードGT40を完全再現!?【大阪オートメッセ2024】

外装にはビートらしさ皆無の高クオリティ!

カスタムメイクの巨匠が監修したボディワークが美しすぎる!

この「HORD PP40」と名付けられたこの車両は、日本工科大学校の学生達が製作したホンダのビート(PP1)ベースのカスタムカーだ。

発想の原点となったのは、カプチーノを元にコブラ風スタイルを構築したレプリカモデル「ベビーコブラ」。そのため、カプチーノと同じく平成のABCトリオと親しまれた車両を使うことが決まったのだが、AZ-1は価格高騰が進み不適格。そこで、比較的リーズナブルだったビートをチョイスし「ビートと同じMR駆動のアメ車と言えば…」と思いついたのが、フォードGT40だったという。

完成度はかなり高く、作業の監修役を担当したカスタムビルダーの匠であるアートレーシングの村手さんに「隣に本物が来たとしても、普通の人は分からないレベルじゃないかな」と言わせるほどだ。

外装はアルミ板とFRPを駆使して造形されており、GT40と同じ車幅までワイド化。ルーフ〜Aピラーも完全に作り直されている。

鈑金に関わる授業の一環として製作されているため、エンジンやドライブトレインといった機関系はノーマルをキープ。室内も再構築されているが、メーター周りでビートの面影を感じることができる。

ホイール&タイヤはGT40を彷彿とさせる極太サイズを装着。ホイールはワークエクイップ40(F10J×15-44 R11J×15-31)、タイヤはナンカンのクロススポーツSP-9(F235/60-15 R295/60-15)を組み合わせる。

左から製作を担当した日本工科大学校の裏山さんと高瀬さん、監修したアートレーシングの村手さん。

フォードGT40レプリカ仕様という発想の面白さに注目が集まりがちだが、よく観察してみると、細部フィニッシュまで徹底的に拘ってメイキングされたことが分かる。学生達の想像力と技術力の高さには、ただただ感服だ。 

1 / 9

「「ほとばしる学生魂」ホンダビートでフォードGT40を完全再現!?【大阪オートメッセ2024】」の1枚めの画像

2 / 9

「「ほとばしる学生魂」ホンダビートでフォードGT40を完全再現!?【大阪オートメッセ2024】」の2枚めの画像

3 / 9

「「ほとばしる学生魂」ホンダビートでフォードGT40を完全再現!?【大阪オートメッセ2024】」の3枚めの画像

4 / 9

「「ほとばしる学生魂」ホンダビートでフォードGT40を完全再現!?【大阪オートメッセ2024】」の4枚めの画像

5 / 9

「「ほとばしる学生魂」ホンダビートでフォードGT40を完全再現!?【大阪オートメッセ2024】」の5枚めの画像

6 / 9

「「ほとばしる学生魂」ホンダビートでフォードGT40を完全再現!?【大阪オートメッセ2024】」の6枚めの画像

7 / 9

「「ほとばしる学生魂」ホンダビートでフォードGT40を完全再現!?【大阪オートメッセ2024】」の7枚めの画像

8 / 9

「「ほとばしる学生魂」ホンダビートでフォードGT40を完全再現!?【大阪オートメッセ2024】」の8枚めの画像

9 / 9

「「ほとばしる学生魂」ホンダビートでフォードGT40を完全再現!?【大阪オートメッセ2024】」の9枚めの画像

TEXT&PHOTO:山本大介
●取材協力:日本工科大学校 兵庫県姫路市兼田383−22

「このMR2・・・ちょっと長すぎない!?」SW20ベースの衝撃的ストレッチ仕様!

「ベース車が不明すぎる・・・」学生パワー炸裂のシャコタンジープがヤバイんです!!

「往年のグループBスタイルに京都らしさをミックス!」学生パワー爆発の初代キックス改を見よ【大阪オートメッセ2024】

【関連リンク】
日本工科大学校
https://www.seigaku.ac.jp/

キーワードで検索する

著者プロフィール

weboption 近影

weboption